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クエリ検索: "漢方医"
4,659件中 1-20の結果を表示しています
  • ―エルゴメーター負荷を用いた短時間測定法による心拍変動の解析―
    後藤 由佳, 奥田 博之, 中塚 幹也
    自律神経
    2022年 59 巻 3 号 327-334
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/03
    ジャーナル フリー

    45歳以上55歳未満の更年期女性126名を

    漢方医
    学的診断で実証・虚証の2群と,中間証を加えた3群の2通りに分け,エルゴメーター運動負荷を用いた心拍変動(HRV)を測定し比較検討した.体重,BMIの2項目で実証群が他の群より有意に高く,クッパーマン更年期指数,気血水6項目全て虚証群が有意に高い値を示し,CMI健康調査票では身体12項目中5項目で虚証群が実証群より有意に高かった.HRVの変化では,安静時,運動最大負荷時,負荷終了後でHR,Nnmsec,CVRR,SDNN,rMSSD,VLF,LF,HF,LF/HF比いずれの時点も2群間の有意差を認めず,3群比較において負荷終了後のCVRR,SDNNで虚証群が他の2群より低値の傾向を示した.従って,虚証の更年期女性では強い負荷に対する自律神経回復力の低下が示唆された.

  • 加藤 士郎
    ファルマシア
    2020年 56 巻 3 号 208-212
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/01
    ジャーナル フリー
    感冒はウイルスが原因となることが多く、葛根湯を代表とする漢方薬は、抗ウイルス作用と諸症状の改善効果が優れているため、症状と体質を十分に考慮して投与すると大変有効な治療方法となる。初期には、葛根湯、麻黄湯、小青竜湯、麻黄附子細辛湯、香蘇散が有効であり、遷延した咳嗽には麦門冬湯が、全身倦怠感や食欲不振、微熱には補中益気湯が有効である。
  • 八木 実, 大滝 雅博, 阿部 尚弘
    外科と代謝・栄養
    2022年 56 巻 2 号 51-54
    発行日: 2022/04/15
    公開日: 2022/05/15
    ジャーナル フリー

     外科領域で術前術後や,化学療法・放射線療法併用時にさまざまな愁訴が出現し,その解決に東洋医学(

    漢方医
    学)が果たす役割は大きい.実際にNSTでも,しばしばさまざまな症状とその解決依頼に直面する.このような場面こそ
    漢方医
    学の出番であると考えられ,個々の臓器の器質的異常に対して対処する西洋医学とは異なる対応が可能である.このような病態への対応にあたり
    漢方医
    学的基礎知識は身に着けておくべきである.本稿では外科医として知っておいた方がよい東洋医学(
    漢方医
    学)の基本を概説する.

  • 佐藤 広康, 西田 清一郎
    日本薬理学雑誌
    2011年 137 巻 1 号 4-7
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/01/10
    ジャーナル フリー
    現在,医薬学教育に
    漢方医
    学のカリキュラムが取り込まれている.
    漢方医
    学は古典的,伝統的な医学概念であり,先人による永年の臨床経験に基づいて行われている.漢方薬は3千年の臨床経験から「証」に準じた2種以上の生薬からなる複合多成分薬なので,「証」を全く無視しての診断処方は現在では難しい.「証」自体の科学的解析を含め,これまで解明されてきた多くの基礎・臨床薬理学エビデンスから,学生や医師の
    漢方医
    学に対する認識度を向上させ,将来,漢方薬が誰でも処方できるよう難解な
    漢方医
    学概論を標準化していく必要がある.高齢者は生体機能低下から老人症候群と称され,慢性多臓器疾患を有する.漢方薬は多様な臨床医学的エビデンスを有し,多彩な作用機序から高齢者により適する.複合多生薬成分から構成された漢方薬の老人症候群への有効性を示す.
  • 佐藤 広康
    日本薬理学雑誌
    2008年 132 巻 5 号 260-264
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    現在,医学教育の中で,「和漢薬を概説できる」がコア・カリキュラムになり,多くの大学で東洋医学のカリキュラムが取り込まれている.これまで,東洋医学は古典的,伝統的な医学概念として理解され,先人による永年の臨床経験に基づいて処方され,その作用機序は不明であるといわれてきた.現在,依然不明な点も多いが,これまで多くの基礎医学的実験によるエビデンスから薬理作用メカニズムが詳細に解明されてきている.難解とされる東洋漢方的概念は「証」であろう.
    漢方医
    薬は3000年の臨床経験から「証」に準じた2種以上の生薬からなる複合多成分薬であるので,「証」を全く無視しての診断処方は難しい.西洋医学との相違や基本的理論(「気血水」「八綱弁証」「六病位」「五臓」)など,
    漢方医
    学的特徴をある程度理解する必要がある.これまで解明されてきた多くの基礎・臨床薬理学エビデンスから,卒後医師や学生の東洋
    漢方医
    学に対する興味や認識度を向上させ,正しい知識と理解に結びつけていきたい.将来,
    漢方医
    薬が誰でも処方できる医薬品となるように,
    漢方医
    学の概論を簡略にまとめた.
  • 世良田 和幸
    昭和医学会雑誌
    2004年 64 巻 1 号 2-4
    発行日: 2004/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 浅野 修一郎, 中込 忠好, 松野 彰
    脳神経外科と漢方
    2015年 1 巻 1 号 87-89
    発行日: 2015/11/01
    公開日: 2023/08/31
    ジャーナル フリー
  • 谿 忠人
    薬剤学
    2008年 68 巻 1 号 2-4
    発行日: 2008年
    公開日: 2019/03/31
    ジャーナル フリー
  • 礒濱 洋一郎, 堀江 一郎
    ファルマシア
    2018年 54 巻 2 号 139-143
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/02/01
    ジャーナル フリー
    現在の我が国の医療において,ほとんどの医師が治療手段の一つとして漢方薬(エキス製剤)を用いている.その中には,腹部外科手術後のイレウスの予防のための大建中湯や,化学療法剤による副作用対策に用いられる牛車腎気丸など,古典的な使用法とは明らかに異なるものも多い.現代の医療において用いられている漢方薬の中には,西洋薬にはない優れた効果を発揮したり,医療経済学的なアドバンテージが認められたりしたために,広く用いられるようになったものも多い.漢方薬がその永い歴史の中で,先人達の知恵を集約した優れた医薬品であることを考えると,上述の例のように,現代医療の中で新たな適用を見出され,医師と患者の双方にとって有益なものとして利用されるようになることは不思議ではない.しかし,このような漢方薬の新たな適用は,漢方薬の使用法に関する指南書たる「傷寒論」や「金匱要略」といった古典的書物に記載されているはずはない.従って,現代の医療において,漢方薬をさらに効果的かつ安全に用いていくためには,その作用機序の科学的な解明が不可欠である.
    近年,脳外科領域では,頭部外傷などに伴って生じる慢性硬膜下血腫の患者に対する五苓散の使用が飛躍的に増加している.五苓散の古典的な適応は,「水毒証」の改善であり,口渇,尿不利,下痢および嘔吐などに用いられていることを考えると,慢性硬膜下血腫への使用は,現代医療における新たな使用法であると言える.実際,五苓散の投与によって血腫が消失したとの症例報告や1),外科的に血腫を摘出した後に五苓散を投与すると有意な再発防止に繋がるとの報告もなされている2).慢性硬膜下血腫に対する従来の治療方針は,外科的に血腫を摘出することが基本であり,薬物治療を考える場合は,脳圧降下のために浸透圧利尿薬をはじめとする利尿薬を用いるとともに,副腎皮質ステロイド薬により炎症反応に対処するのが一般的である.五苓散の慢性硬膜下血腫に対する有効性を考えるためには,本方剤がこれらの西洋医学的な薬物治療に相当する薬理作用プロファイルをもつか否かを検証すべきであろう.近年,著者らは,五苓散などの利水薬すなわち水分代謝調節作用をもつ漢方薬の作用が,水チャネルとして知られるアクアポリン(AQP)と密接に関係していることを見出し,この関係をさらに詳細に明らかにするための基礎薬理学的研究を展開している.本稿では,本方剤のAQP機能あるいは発現調節を介した水輸送抑制作用,抗炎症作用および血管新生抑制作用について紹介したい.
  • Sung-joon KIM, Tsukasa MATSUMOTO, Hiroaki KIYOHARA, Tomoyuki HAYASAKI, Akihiko MURANUSHI, Toshihiko HANAWA, Haruki YAMADA
    Journal of Traditional Medicines
    2004年 21 巻 5 号 241-249
    発行日: 2004年
    公開日: 2007/12/28
    ジャーナル フリー
    We investigated how pharmaceutical students evaluate Kampo medical education, and what they expected. From this result, we discussed the significance of Kampo medical education in school of Pharmaceutical Science. As a method, we carried out questionnaire inquiry for pharmaceutical students who attended the lecture Kampo medicine to study the significance of Kampo medicine by pharmaceutical students. More than 70% of pharmaceutical students pointed out about necessity of Kampo medical education to be able to put in school of Pharmaceutical Science or after graduation. In other words, many pharmaceutical students had interest for Kampo medicine. In addition, they expected to have a knowledge of Kampo medicine that in useful for medical care, and it became clear to recognize necessity of Kampo medical education in school of Pharmaceutical Science.
  • 茅野 和雄
    日本釀造協會雜誌
    1976年 71 巻 9 号 666-669
    発行日: 1976/09/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    薬酒は薬効を期待して飲む医薬であるが, その形が酒であるところに特徴がある。また近代医学, 薬学から生まれたものでなく,
    漢方医
    学を母体として生まれ, それ自身おびただしい数の飲用経験にさらされてきたものである。今回は薬酒の効能を, それの健康とのかかわりを
    漢方医
    学のなかで, また臨床医学的にわかりやすく解説していただいた。
  • 山田 雅子
    日本CNS看護学会誌
    2021年 8 巻 supplement 号 63
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/12/17
    ジャーナル フリー
  • 久光 正
    昭和医学会雑誌
    2004年 64 巻 1 号 1
    発行日: 2004/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―漢方医学に関する本学医学部研究者の研究成果について―
    笠原 多嘉子
    昭和医学会雑誌
    2004年 64 巻 1 号 53-57
    発行日: 2004/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 石野 尚吾
    昭和医学会雑誌
    2004年 64 巻 1 号 5-14
    発行日: 2004/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 村岡 尚, 西川 明宏, 中村 裕一
    脳神経外科と漢方
    2016年 2 巻 1 号 63-66
    発行日: 2016/09/30
    公開日: 2023/07/31
    ジャーナル フリー

    脳血管障害において,血圧を下げずに脳還流圧を維持しながら除水治療が必要になることがある。今回,脳卒中で入院加療中に心不全や肺炎などを併発し,急性の肺水腫をきたした患者に対して五苓散を投与した。3症例とも血圧降下なく利水効果が得られ,肺水腫が改善した。肺水腫の急性期に対して五苓散が奏功したが,五苓散の投与量や投与期間には上限がなく,副作用に注意しながら慎重に投与する必要があると考えられた。

  • 渡辺 賢一, 広川 陽一, 柴田 昭, 若林 広行, 嶋田 健次
    臨床薬理
    1987年 18 巻 4 号 705-710
    発行日: 1987/12/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    In spontaneously hypertensive rats (SHR), blood pressure, heart weight and cardiac norepinephrine concentration were significantly increased at 16 weeks of age in comparison with age-and weight-matched Wistar-Kyoto rats. The prolonged oral administration of Daisaiko-to, Choto-san and Sairei-to in SHR did not efficiently block the development of hypertension, but decreased total cholesterol, triglyceride, β-lipoprotein, heart weight and cardiac norepinephrine concentration.
    The results show that these drugs can block the development of hypertensive heart disease.
  • 坪井 貴嗣
    女性心身医学
    2020年 24 巻 3 号 299
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/09
    ジャーナル フリー
  • 間宮 敬子, 平林 高暢
    ファルマシア
    2020年 56 巻 3 号 223-228
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/01
    ジャーナル フリー
    電子付録
    がん患者はがんと診断され治療を受け、完治した患者以外は、再発、治療の終了、そして終末期という経過をたどる。漢方治療は、それらすべての時期に対して効果的である。ここではがん患者の緩和ケアに対する漢方治療を紹介する。がん患者へのアプローチは、患者の苦痛を全人的に捉えてマネジメントをすることが大切であり、これは東洋医学的な考え方に似ている。緩和ケアにおいて漢方薬を活用することは、治療の選択肢が広がり、患者の生活の質の向上にもつながる。
  • 岡 孝和, 松浦 達雄
    医療
    1989年 43 巻 10 号 1038-1040
    発行日: 1989/10/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    咽喉頭異常感症に対し, 半夏厚朴湯を始めとする漢方薬が有効であるという報告が散見されるようになつてきた. しかしながら, 従来の報告のほとんどは漢方独自の証に基づいた治療成績とはいい難い. そこで今回, 我々は, 咽喉頭異常感症患者にみられる証, 及び証を考慮した場合の治療効果を検討した.
    腹証では, 胸脇苦満(47%), 心下病硬(33%), 臍傍圧痛(20%)が高頻度にみられ, 気血弁証では, 咽喉頭異常感(気滞)に加え, 〓血の合併(20%)が高かつた. これらの結果に基づいて漢方薬を処方したところ, 従来の半夏厚朴湯単独投与より高い有効性(やや有効以上87%)が得られ, 証に基づいた治療が必要であることが示された.
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