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クエリ検索: "社会技能"
124件中 1-20の結果を表示しています
  • *前川 麻美, 原 寛道
    九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
    2008年 2008 巻 34
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/12/01
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    今回身辺自立活動への介入の一環として「居室の片付け」に対し、事例の障害特性を考慮した環境面への働きかけや、練習方法を検討し介入を行い変化が見られたため報告する。
    【事例紹介】
    A氏、30代、男性。診断名は先天性水頭症(痙性両麻痺)、てんかん、知的障害。
    【評価】
    身体機能:屋内の車椅子自走、歩行器歩行可能。床上は四つ這い、膝立ちで移動。
    知的機能:WAIS-R(2006/9/11、CA31Y8M)より言語性IQ52、動作性IQ48、全IQ48。
    社会機能:SM社会生活能力検査(2007/11/13)より身辺自立11Y6M、移動8Y4M、作業10Y2M、意志交換8Y4M、集団参加9Y4M、自己統制10Y11M。
    コミュニケーション:意志の表出が苦手だが、日常会話は可能。
    ADL:FIM95/126、BI70/100
    居室の様子:服や本、カセットテープやCDなどが床に散乱している。たんすやロッカーも乱雑に物を詰め込んでいる。
    居室の片付け:片付けに対する意欲は高く、片付けの必要性も認識できている。しかし実際は片付けの手順が分からず、手当たり次第に収納するため、居室全体を片付けるとなると多くの時間を要しなかなか片付けられない。
    【目標】
    床に散乱している物を所定の位置へ片付ける
    【経過と結果】
    片付けの様子から「どこまで片付ければいいか分からないのでは?」という仮説をたて、片付いた居室と散らかった居室の状態の写真を提示し、2枚を比較した。また片付いた居室の状態を視覚的に認識してもらい、どの状態まで片付けるのか目標を立てた。他にもたんすやロッカーに整理された状態の写真を貼り、視覚的に分かりやすい環境を設定し、居室でのロールプレイを行った。継続して取り組めるよう、週1回居室の状態を確認している。現在は写真を見ながらたんすやロッカーの部分的な片付けが可能となったため、OTは見守る程度である。
    【考察】
    事例は1)認知面の低さや経験不足のため、優先順位をつけて整理することが難しいこと、2)視空間認知の低さに伴い、空間を頭の中でイメージすることが困難であること、3)加えて記憶力の低さにより片付ける場所を記憶しておくことが難しく、同じ物を同じ場所に片付けることが困難といった障害特性が見られた。こういった障害特性が、片付ける順序をうまく組み立てることや、片付けるものと場所を系列づけてイメージすることを難しくしており、片付けられない原因なのではないかと考えた。そこで、今回はこの面を考慮してアプローチを行い、写真を見ながら片付けられるようになってきた。しかし、一方で新たに上着をきれいにたためず、結果たんすには収納できているが引き出しの中が整理できていない。上着に限られたのはたたむ工程が複雑で構成的なものが苦手な症例にとって困難であったことが考えられる。他にも上肢操作が不器用、たたむ場所を確保できない、意識の問題等様々な要素が考えられる。今後はこの面も考慮しながらアプローチを行っていきたい。
  • 高沢 加代子, 田村 嘉子, 木津 明彦, 福井 至, 岩本 隆茂, 千丈 雅徳, 斎藤 康子, 斎藤 巌
    行動療法研究
    1996年 22 巻 2 号 21-42
    発行日: 1996/09/30
    公開日: 2019/04/06
    ジャーナル フリー
    本邦における認知療法,認知行動療法,生活技能訓練法や
    社会技能
    訓練法について,経年的に文献数の推移や内容の変遷を検討し,今後の可能性や新たな展望を模索した。総数は17年間で354件で,臨床関連が75%で漸増傾向にある。1989年から急速に増加し年間40〜60件台である。認知療法,認知行動療法と生活療法,
    社会技能
    訓練は7:3であった。分野別では精神分裂病領域が最多で,概論・方法論,教育関連,不安および神経症,食行動異常,うつ病の順であった。心身症は多領域に分散し合せると約20%で最大であった。後半期には精神科領域の成長が著しく,保健適用の機運の影響が伺われた。認知カウンセリングという認知科学を基盤とする新たな領域が台頭する一方,禅文化と認知療法の関わりを究明する研究もみられた。
  • 鬼塚 俊明, 平野 昭吾, 平野 羊嗣, 大林 長二, 前川 敏彦, 神庭 重信
    認知神経科学
    2008年 10 巻 1 号 9-14
    発行日: 2008年
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
    【要旨】近年、社会脳(ヒトが社会的関係に関する処理を行う脳部位)についての研究が盛んになってきている。社会生活上、ヒトの声や顔から得られる情報は大切であり、本稿では統合失調症者の顔・表情・声認知障害について、脳波・脳磁図研究にて得られている成果のレビューを行い、更に筆者らの研究結果を紹介した。顔認知研究では、統合失調症者には早期視覚処理の段階から顔認知障害があり、N170調整機構の障害の存在が示唆されている。また、顔記憶過程において、統合失調症は正常者と異なる半球パターンを示すことも示唆された。声認知研究では、声に対するmismatch negativity(MMN)を調べることにより、統合失調症者の言語に関する障害が早期言語処理の時点から存在していると考えられ、更に声に対するMMNが
    社会技能
    獲得能力の指標となり得ると考えられた。また別のアプローチとして、声に対するガンマ帯域活動を調べることにより、統合失調症患者において左半球の比較的早期の言語処理における障害があることも示唆された。顔や声の認知における障害は、統合失調症者の症状や
    社会技能
    障害、予後に関連があることから、その障害の基盤を調べることは重要であり、今後更なる研究所見の蓄積が望まれる。
  • 岩月 宏泰, 木村 直子, 文野 住文
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 G-S-01
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】本邦の理学療法士を取り巻く労働環境は,加速的に増加する有資格者のために年々厳しくなりつつある。労働市場の変化は経営者の新卒理学療法士に期待する能力が,高度な知識と技術だけでなく自律的な自己啓発態度にまで及んでいる。理学療法士養成校では学生に理学療法学の教授だけでなく,社会で「働く」ことの意義や問題解決,対人関係などの
    社会技能
    を開発させる教育も全学年を通して実施する必要がある。そこで,学生の職業生活意識と志向性を分析し,コミュニケーション・スキルと合わせて評価することが,彼らのキャリア形成支援の指針を明確にさせ得る。今回,理学療法学生を対象として,職業生活意識と
    社会技能
    を測定する質問紙調査を実施し,性別及び学年別比較の結果から学生に対するキャリア形成支援を考察した。【方法】対象は質問紙調査の趣旨を了承した,4か所の理学療法士養成校(四年制,昼間部)で学ぶ理学療法学生であり,回収し得た561名(男性377名,女性184名)であった。学年の内訳は1年生175名,2年生174名,3年生170名及び4年生42名であった。質問紙調査(留め置き法)の時期は2011年6~7月であり,調査票には基本属性,コミュニケーション・スキル(ENDCOREs)尺度(藤本2007,24項目),成人キャリア尺度(板柳1999,9項目の短縮版),個人志向性・社会志向性PN尺度(伊藤1993,12項目の短縮版)などで構成されていた。統計学検討はSPSS VER.16.0Jを使用し,各下位尺度得点の性別比較には対応のないt検定を学年別比較には一元配置分散分析及び多重比較検定(Tukey法)を行い,有意水準5%未満を差ありと判定した。【説明と同意】対象者は本研究の趣旨を了承した者であり,調査票表紙には「調査票は無記名であり,統計的に処理されるため,皆様の回答が明らかにされることはありません」と明記され,集められた調査票は研究者が入力し,入力後はシュレッダーで裁断した。 【結果と考察】各下位尺度得点の性別比較では,ENDCOREsの「自己統制」「表現力」「自己主張」「他者受容」「関係調整」の各々で男子学生が女子学生より有意な高値を示した。成人キャリア尺度では,「関心性」「自律性」「計画性」の全ての下位尺度で性差がみられず,個人志向性・社会志向性PN尺度では「個人志向性P(肯定的)」のみ男子学生が女子学生より有意な高値を示した。一方,各下位尺度得点の学年別比較で効果がみられたのは,ENDCOREsの「自己統制」F(3,560)=2.76,p=0.04,「解読力」F(3,559)=4.31,p=0.01,「自己主張」F(3,559)=3.36,p=0.02,「他者受容」F(3,557)=3.39,p=0.02,「関係調整」F(3,557)=3.39,p=0.02及び個人志向性・社会志向性PN尺度では「個人志向性P(肯定的)」F(3,557)=2.88,p=0.04であり,その他の下位尺度に効果を認めなかった。なお,一元配置分散分析で効果の認められた全ての下位尺度では,多重比較検定の結果,2年生が4年生より高値を示した。今回,青年期の人格や心理的発達の過程で個人が重視する基準について個性化を目指す「個人志向性」と社会化を目指す「社会志向性」に区別して測定した。個人の肯定的な(健康的)な側面における自己実現的特性は本研究の結果,男子学生が女子学生より,また4年生よりも2年生でその得点が高くなった。2年生では男子学生が女子学生に比べ,社会との関わりよりも自分の個性や信念を重視する傾向があり,一方4年生では自己の内面の志向から他者や社会を志向し適応しようとする過程が推測され得る。ENDCOREsの「自己統制」「表現力」「解読力」は基本的スキルを「自己主張」「他者受容」「関係調整」は対人スキルと考えられるが,「解読力」を除き他の下位尺度では男子学生が女子学生よりも高かかった。このことから,女子学生に対しては,コミュニケーション,対人関係スキルなどの
    社会技能
    を高める学内演習を計画する必要性が示唆された。さらに,ENDCOREsの学年別比較では「表現力」を除き,他のスキルで2年生が4年生より高値を示したことから,4年生には社会人として求められる論理的コミュニケーション能力を高める学内演習等を考える必要がある。【理学療法学研究としての意義】本研究の結果,理学療法学生の職業生活意識と
    社会技能
    には性別及び学年による特徴が見出されたことから,職業生活意識の啓発と
    社会技能
    の開発にはその特徴に合わせた教育の必要性が明らかとなった。
  • 清水 直治, 山内 章
    日本教育心理学会総会発表論文集
    1993年 35 巻
    発行日: 1993/10/08
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 清水 直治, 亀井 哲宏
    日本教育心理学会総会発表論文集
    1995年 37 巻
    発行日: 1995/08/31
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 原 英樹
    カウンセリング研究
    2014年 47 巻 3 号 170-178
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/10/04
    ジャーナル 認証あり
    本論文は,アスペルガー症候群の男児の事例報告である。事例では,他者の存在や言動に的確な注意がいかず,感情的側面を十分認識しないなどの認知関連上の問題に視点をあてて援助を行った。まず,他者の言動や感情への注目と理解を促すことで,自他の対比が促進され,共感性などの
    社会技能
    が獲得された。また,自らの問題への自覚が深まるにつれ,その改善意欲が高まり,学習面の技能向上や自己の確立なども進んでいった。本事例を通して,問題点への自己理解を促し,改善へのレディネスを高めた上で,改善に向けた課題の意味や手順などが容易に理解できるような工夫をした援助が重要だと示唆された。
  • 近藤 隆司, 氏家 靖浩, 松木 健一
    特殊教育学研究
    2002年 39 巻 5 号 17-23
    発行日: 2002/03/31
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    軽度の発達障害が疑われる不登校児への教育支援を検討した。対象児のSは、長期にわたり不登校の状態にあり、かかわり当初は、無気力さや情緒面の不安定さが著しかった。そのようなSに対し、オセロゲームや散歩、河原遊びなどの活動を繰り返し行い、その後、生活・
    社会技能
    習得を目指した指導、読字・書字の指導を行った。おおよそ2年にわたる教育支援の結果、集団活動への参加や教室復帰に結びつけることができたが、その過程で、家族の学習面に対する過度な刺激、発達障害に対する理解不足が要因と考えられる破壊行為、あるいは弟への暴力といった問題行動がみられる時期があった。不登校の子どものことを正しく理解することは重要であり、子ども自身だけでなく、家族全体を視野に入れた支援体系を考えていかなくてはならないことが示唆された。
  • 清水 直治
    日本教育心理学会総会発表論文集
    1994年 36 巻 9009
    発行日: 1994/08/20
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 吹田 恭子
    九州神経精神医学
    2014年 60 巻 2 号 97-106
    発行日: 2014/08/15
    公開日: 2016/01/05
    ジャーナル フリー
     思春期と成人期の知能障害を認めない自閉スペクトラム症の相当数が,適切な相談機関や就職支援施設に出会えずに二次障害で苦悩している。そこで,泉原病院では平成25年7月より就学や就職等の社会的活動に参加できていない自閉スペクトラム症を対象とし,コミュニケーション・スキルの向上を目指した集団精神療法を週1回,60分,医師と臨床心理士で実施している。参加希望者全員に,参加前のウェクスラー式知能検査を必須で行い,特性に合わせた対応を心掛けている。滑舌トレーニング,なぞなぞ,ジェスチャーゲーム等のアイスブレーキングから始まり,自己紹介,就職面接,表情作りの練習や,相手に謝罪する,褒める,断る,尋ねる等のロールプレイを行っている。平成25年7月~平成27年2月で計79回,延320名が参加した。登録者は15~40歳の25名,内男性18名,女性7名だった。コミュニケーション・スキルの向上がみられ,4名がフルタイム就労,3名がパートタイム就労,2名が進学に結びついたため,この取り組みを報告した。
  • 藤田 和生
    動物心理学研究
    2009年 59 巻 1 号 117-130
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/07/28
    [早期公開] 公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
    Tufted capuchin monkeys (Cebus apella), a species of New World primates, are known to be adept at various complex tool use both in the laboratory and in the wild. With their manual dexterity, they work as a helper for quadriplegic people. Social intelligence hypothesis, which places social intelligence as a major factor to advance complex information processing capability, predicts advanced social intelligence in this species with highly developed physical intelligence. In this paper, I describe a series of studies on social intelligence of this species in our comparative cognition laboratory at Kyoto University. As a competitive aspect of social intelligence, we analyzed spontaneous deceptive behavior between the monkeys. Two monkeys, dominant and subordinate, faced each other in the transparent boxes and two food cups were placed between them. When the subordinate monkey opened the baited cup, the dominant opponent was able to usurp the food. Some of the subordinates started to open the empty cup first: a behavior that could be interpreted as a deceptive act. As a cooperative aspect, we showed that two monkeys cooperated by dividing a sequence of behavior necessary to obtain rewards. This behavior continued even when only one of the participants received a reward if their roles were switched every trial; a reciprocal altruism was shown. To examine whether such complicated social behaviors reflect processes of mentalizing, we asked whether capuchin monkeys have cognitive components underlying them. We found that the monkeys are capable of recognizing attentional states of humans, inferring consequences of other's behavior, recognizing other's knowledge status, inferring the cause of other's emotional expression, and recognizing other's welfare. Thus these primitive aspects of mentalizing are clearly shared in species that is much more distant from humans than apes.
  • 石黒 広昭, 佐々木 陽子, 土屋 由美, 浜田 寿美男, 宮崎 隆志
    日本心理学会大会発表論文集
    2015年 79 巻 SS-035
    発行日: 2015/09/22
    公開日: 2020/03/27
    会議録・要旨集 フリー
  • 渡邉 修, 米本 恭三, 一場 道緒, 中嶋 真理子, 安保 雅博, 宮野 佐年
    認知神経科学
    2005年 7 巻 1 号 59-65
    発行日: 2005年
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
    高次脳機能障害者の問題を病院リハビリテーションのみで解決することは難しい。そこで我々は、高次脳機能障害者を対象に、地域においてリハビリテーションそのものを目的とする自主グループの活動を試みた。対象は、主に東京都調布市に在住している脳損傷者25人である。プログラムは、2002年10 月から現在(2004年4月)まで、週3回、1回4時間、
    社会技能
    訓練、スポーツ、音楽療法、料理・編み物教室、レクリエーション、ドリル学習、医療相談などを各種専門家の指導にて行った。その結果、症例に差はあるものの、全体として、有意にKiSS18(社会性の評価)、Community Integration Questionnaire(社会参加の評価)は改善し、病識の改善等、社会性の向上をみた。地域リハプログラムを展開するうえで、場所、人材の確保、プログラムの妥当性、患者の選別などの問題があり、行政の協力と理解が不可欠であると考えられた。
  • 渡邉 修
    The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2017年 54 巻 6 号 410-415
    発行日: 2017/06/16
    公開日: 2017/08/17
    ジャーナル フリー

    外傷性脳損傷は,前頭葉,側頭葉が損傷されやすいために,うつ,易怒性,自発性低下などの社会的行動障害が表れやすい.さらに20歳代と50歳代に2相性のピークを有し,男性に多いために,母親もしくは妻が介護者となりやすく,その介護負担感は,特に精神的要素が大きい.患者,家族ともに,社会的孤立に陥りやすいことから,それぞれに対し,心理療法(個人療法,グループ療法),認知行動療法,ピアサポート,地域支援体制の充実を図る必要がある.特に,外傷性脳損傷者に対しては,自己効力感の喪失,社会的役割の喪失,生きがいの喪失を再獲得できるような生活環境の調整が必要である.

  • 藤井 博英, 角濱 春美, 村松 仁, 国崎 博一, 中村 惠子, 葛西 淑子, 石井 秀宗, 森 千鶴
    日本看護研究学会雑誌
    2005年 28 巻 3 号 3_294
    発行日: 2005/06/21
    公開日: 2020/03/31
    ジャーナル フリー
  • 茂木 一孝, 永澤 美保, 菊水 健史
    動物心理学研究
    2009年 59 巻 1 号 25-36
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/07/28
    [早期公開] 公開日: 2009/07/10
    ジャーナル フリー
    A special relationship between human and dog is considered to be established by dog's characteristic social skill and cognitive ability, based on adequate emotional and affiliative behavior. It has been emphasized that puppy's experience in its developing period is prerequisite for dog's socialization to human. On the other hand, it is also indicated that if maternal environment is deprived, it would cause various behavioral problems of impairing dog's sociality in adulthood, such as anxiety, fear-related behavior, or aggression toward human. These suggest that maternal environment in dogs could have a large impact on the human-dog relationship. In various mammalian species including human, the quality of mother-infant relationships has been shown to affect neurobehavioral development related to sociality. However, there are few studies in dogs. This article discusses how dog's sociality can be influenced by maternal environment in each developmental stage of puppy, and underlying predictable mechanisms for it. The developmental approach to dog's sociality will be beneficial for better understanding of a special relationship between human and dog.
  • 藤野 純也
    日本生物学的精神医学会誌
    2018年 29 巻 4 号 192
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/11/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 広瀬 香織
    日本青年心理学会大会発表論文集
    2007年 15 巻
    発行日: 2007/08/10
    公開日: 2017/09/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 橋本 学, 岡崎 哲也, 蜂須賀 研二
    The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2010年 47 巻 10 号 728-734
    発行日: 2010/10/18
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    個別認知訓練を行っても社会復帰を果たしていない高次脳機能障害者5 名に対し,病識欠如,コミュニケーション能力低下,対人技能拙劣への治療的方策として,小集団訓練すなわち「社会復帰準備のためのリハビリテーション学級」を実施した.この学級は1 セッション2 時間 30 分,4 カ月間で合計10 セッションであり,内容は始めの挨拶,小講義,
    社会技能
    訓練,休憩,レクリエーションからなる.この学級受講前後で本人と家族に遂行機能障害質問表の記入を依頼した.本人と家族の評価の相違が有意に減少しており,受講者の“自己の気づき”が向上したと考えられた.バウムテストでは,外界への関心の広がり,内的エネルギーの増加が認められ,臨床全般改善度では介護者の評価が全例で改善していた.社会復帰準備のためのリハビリテーション学級は高次脳機能障害者の社会参加の1 つの段階として有用と考えられた.
  • 田中 いずみ
    富山大学医学会誌
    2009年 19 巻 1 号 35-40
    発行日: 2009年
    公開日: 2023/07/20
    ジャーナル フリー
    目的:本研究の目的はリハビリテーションを行う精神疾患患者の事例から,どのような状況でエンパワーメントとディスエンパワーメントが起こるのかを明らかにすることである。
    研究方法:総合病院の精神科外来でSSTを行っている,統合失調病型障害の患者,男性,28歳であった。データ収集について面接法,観察法の他に,診療録を資料として用いた。分析方法には生活史法を援用し,事例研究を行った。
    結果:ディスエンパワーメントが起こった局面では,それに関わる状況として〔病気の苦しみ〕〔生活の困難さ〕〔病気の認めがたさ〕〔孤立した状況〕が見出された。エンパワーメントが起こった局面では,それに関わる状況として〔看護師とのつながり〕〔病気の苦しみ〕〔病気の認めがたさ〕〔家族との絆〕〔目標の設定〕〔SSTへの参加〕〔SSTメンバーとの対話〕〔問題の意識化〕〔情報の選択〕〔行動の拡大〕〔対処能力の向上〕が見いだされた。
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