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クエリ検索: "社会秩序"
6,078件中 1-20の結果を表示しています
  • 台湾や香港の社会運動に注目して
    陳 怡禎
    年報カルチュラル・スタディーズ
    2023年 11 巻 35-38
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/09/11
    ジャーナル フリー
  • 三浦 敦
    民族學研究
    1990年 55 巻 2 号 149-171
    発行日: 1990/09/30
    公開日: 2018/03/27
    ジャーナル フリー
    本稿では, 日本の一村落の政治過程とその背景となる
    社会秩序
    との分析を通して, そこに働く権力過程やその相互関係を, F.Barthの企業家モデルのアイデアを使って明らかにすることを試みる。こうした日本における政治現象の過程論的視点からの人類学的研究はまだ十分とはいえない。ここで対象とするZ村は主要産業である漁業と林業の不振と過疎化に直面して新たに農業の商品化を試みようとしているのであるが, それを推進する現村長と農協理事長への支持は, その活発な活動にもかかわらず芳しくない。この不支持の理由は交換関係に基く村の
    社会秩序
    の考察を通して明らかになる。村には贈与交換と商品交換という二つの交換関係が, それぞれ異なる権力過程によって維持されている。役場と農協の活動はここに新たな交換関係を導入し村社会を変化させるものとして考えられるが, そこでの彼等の権力過程は
    社会秩序
    によって制限されるのである。
  • 桶川 泰
    フォーラム現代社会学
    2007年 6 巻 93-104
    発行日: 2007/05/26
    公開日: 2017/09/22
    ジャーナル フリー
    恋愛を礼賛する声は明治初期において芽生え、大正期においてより一層勢いを持ち、花が開くようになった。ただよく知られているように、大正期では個人の自由な配偶者選択すら認められていない現実が存在していた。それでは、当時の社会において恋愛は如何にして既存の秩序に訓化させられていたのだろうか。本稿では、恋愛が礼賛されると同時に、既存の秩序との調和を取るのに適した恋愛観・結婚観が大正期、もしくはその次の時代の昭和初期に如何なる形で存在していたのかを分析することでそれらの「問い」を解き明かそうとした。分析の結果、恋愛の情熱的な側面を盲目的なものとして批判し、危険視していく「情熱=衝動的恋愛観」言説を中心にして、恋愛が既存の秩序に訓化させられていた。そうした恋愛観は、まず恋愛には理性が必要であることを強調し、そしてその理性的判断のためには両親の意見や承認が必要であるという論理を生み出していった。またその一方で、そうした恋愛観は一時的な情緒的満足や快楽によって成り立つ恋愛を否定し、恋愛は子孫、民族のために費やさなければならないという論理を生み出すことで「優生結婚」とも結びつきを見せるようになった。
  • 丸田 利昌
    理論と方法
    1990年 5 巻 1 号 59-80
    発行日: 1990/04/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
     本稿は,Parsonsによって提起された「
    社会秩序
    はいかにして可能か」という問題を,「
    社会秩序
    」を「社会状態の安定性」とよみかえることによってあらためて定式化し,かつ,それに対する解答を提示することを試みるものである.本稿の考察は,「個人主義的結託形成モデル」とよばれる理論モデルに準拠するかたちで展開される.個人主義的結託形成モデルは,「結託」および「コア」という「協力ゲーム」的概念を本質的に援用するものである.
     本稿は,まず第一に,結託形成が純粋に功利主義的におこなわれるという状況を「功利主義的結託形成モデル」というかたちで定式化する.功利主義的結託形成モデルにおいては,「安定な社会状態の非存在」=「社会状態の永続的推移」=「
    社会秩序
    の不在」が帰結しうる.これに対し,結託形成がある「通時的diachronic」な「契約」としてなされるという状況を,「結託形成過程の単調性」という形式的概念をもちいて,「契約モデル」として定式化する.さらに,契約モデルにおいては安定な社会状態が必らず存在するということを確認する.すなわち,契約モデルという安定な社会状態の存在を論理的に保証するようなモデルを定式化することが,
    社会秩序
    の問題に対して本稿が試みる解答である.
  • ホッブズの支配論のパースペクティブ
    池田 太臣
    社会学評論
    2004年 55 巻 1 号 51-67
    発行日: 2004/06/30
    公開日: 2009/10/19
    ジャーナル フリー
    支配は, 政治学および社会学において, 中心的なテーマのひとつであった.けれども近年, この支配についての関心は衰退し, その概念の有効性も疑われつつあるように思われる.この'支配概念の有効性の衰退'ともいえる現象は, 一体, いかなる理由によるものであろうか.
    この問いに答えるためには, なによりもまず, 支配研究の源流にさかのぼる必要があると思われる.というのも, 支配概念の導入の初発の関心を明らかにすることではじめて, その概念の社会科学上の存在意義を解明することができるからである.
    今述べた “支配の社会学の初期設定” を探るために, 本稿では, トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』を取り上げる.なぜなら, この書におけるホッブズの議論こそが, 支配の社会学の嚆矢であると考えることができるからである.
    上記の関心にしたがって, 本稿では, まずホッブズの議論の特徴として2つの点を指摘する.これらが, “支配の社会学の初期設定” である.さらに, このような設定を可能にしたホッブズの思想的前提を, 人間観と社会観との2つの観点から明らかにする.この指摘によって, ホッブズの議論の限界と可能性が明らかになると同時に, ホッブズ以降の支配論ないし支配の社会学の歴史を整理するための足かがりが得られる.そして最後に, 議論の簡単なまとめと今後の研究の展望について触れることにしたい.
  • 森反 章夫
    都市住宅学
    1997年 1997 巻 18 号 63-67
    発行日: 1997/06/30
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
  • 磯部 美紀
    宗教と社会
    2023年 29 巻 77-91
    発行日: 2023/06/24
    公開日: 2025/05/31
    ジャーナル フリー

    近年の日本では、多様な葬儀形態が展開され、僧侶の関与する葬儀が「自明」なものではなくなりつつあるなかで、葬儀における僧侶の存在意義が問い直されている。本稿では、葬儀において僧侶が果たしている役割を、型・記憶・

    社会秩序
    の観点から明らかにするとともに、葬儀における僧侶の位置づけを考察する。新潟県と岐阜県における葬儀の事例研究により、僧侶・故人・遺族の緊密な関係が残る地域では、葬儀における僧侶の役割として、儀礼の「型」を体現し、死者の記憶を調整し、新たな秩序観を提示することの3つが指摘できる。しかしこれらの役割は固定的なものではなく、揺らぎつつある。そうした状況において、僧侶は自らの位置づけをめぐって2つの顔(宗教的職能者・生身の人間)の間で葛藤しながら、悲嘆にくれる遺族の思いや期待に沿った立ち振る舞いをしようとしていることが明らかになった。

  • 亘 明志
    社会学評論
    2019年 70 巻 1 号 81-83
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/07/31
    ジャーナル フリー
  • 金子 良事
    社会政策
    2010年 2 巻 2 号 48-58
    発行日: 2010/12/20
    公開日: 2018/02/01
    ジャーナル フリー
    本稿では社会政策を「
    社会秩序
    の維持,ないし醸成を目的とした政策」と定義した。近年,日本ではヨーロッパのsocial policyの訳語に社会政策が使用されているが,研究史を踏まえるならば,これは社会福祉政策と訳すべきである。日本では歴史的に社会政策の英訳はsocial reformであった。本稿ではこの点をさらに掘り下げ,実際に明治以降に行われてきた政策の背後には社会改良主義だけではなく,
    社会秩序
    の維持ないし醸成という動機があったこと,そして,そのような施策はドイツの古いポリツァイ思想と通底していることを指摘した。また,日本における戦後の社会福祉政策においては社会権が基盤にされており,究極的には個人が中心になる。
    社会秩序
    という考え方によれば,社会政策は個人の社会権だけでなく,社会そのものに注目し,社会福祉政策を包含する概念として捉えるべきであることが示唆されている。
  • 制度的地位と参与地位の配置のリフレクシビティー
    高山 啓子
    年報社会学論集
    1993年 1993 巻 6 号 83-94
    発行日: 1993/06/05
    公開日: 2010/04/21
    ジャーナル フリー
    The purpose of this paper is to show from cthnomethodological standpoint that institutional setting, which is taken for granted by its participants, is organized by interaction of participants themselves. Through video analysis (conversation analysis) I am going to examine how Hakoniwa Therapy (Sand Play Therapy) is organized interactionally as Hakoniwa Therapy by gaze-directions or other body movements of participants. It is a clue to a solution to consider reflexivity of a institutional setting and actions in the setting as reflexivity of a set of institutional statuses and organization of participation statuses.
  • ISA2014横浜大会からの思考
    陳 立行
    社会学評論
    2014年 65 巻 3 号 344-350
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/12/31
    ジャーナル フリー
    本稿は, 初めて日本で開催した第18回世界社会学会議は, 多様な価値に溢れている21世紀の世界に向かって, 東アジア社会学の構築にとって先頭に立つととらえ, それがもつグローバル社会学への挑戦における課題と意義について考えている.
    筆者は, 戦後, 歴史, 文化, 宗教, 政治体制が欧米社会と大きく異なる東アジアの国々の近代化への過程に, とくに1990年代から, 情報機器の社会生活への普及によりモダニティの過程を経ず, いきなりポストモダン社会に突入する社会変容に対して, 欧米社会学では限界が現れていると指摘した. これは, これまで現代のジレンマに陥っている東アジア社会学の理論的創新の機運となると論じ, 第18回世界社会学会議の意義を考えた.
  • 山田 徹
    日本電磁波エネルギー応用学会機関誌
    2024年 9 巻 1 号 18-19
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/02/15
    解説誌・一般情報誌 フリー
    横浜でハイブリッド開催されたAPMC 2022(会期:2022年11月29 日から12月2日)は,「新しい
    社会秩序
    のなかでスーパースマート社会の実現を目指すマイクロ波工学の挑戦(Challenges of microwave engineering for the super smart society in the new normal)」がテーマでしたが,これに引き続き今年は,中華民国(台湾)で2023年12月5日(火)から8日(金)の日程でAPMC 2023が「世界をつなげるマイクロ波(Microwave Linking the World)」をテーマに完全対面で開催された。
  • 媒介メカニズムの検討
    向井 智哉, 松木 祐馬, 貞村 真宏, 湯山 祥
    法と心理
    2022年 22 巻 1 号 71-81
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/07/31
    ジャーナル オープンアクセス
    アスペルガー障害は従来の刑事司法ではあまり知られてこなかった。しかし、近年アスペルガー障害を有するとされる被告人に対する量刑は学術的に見ても社会的に見ても広い関心を集めている。このような状況を背景に本研究は、(a)アスペルガー障害を有するとされる被告人と、そうでない被告人ではどちらがより重い量刑を求められるのか、および(b)被告人のアスペルガー障害の有無と量刑判断はどのような要因によって媒介されるのかを探索することを目的とした。分析の結果、(a)アスペルガー障害を有するとされる被告人はそうでない被告人よりもより軽い量刑が求められることが示された。また、(b)再犯可能性、
    社会秩序
    への脅威、非難、責任を媒介変数とした媒介分析を行ったところ、傷害致死罪条件における
    社会秩序
    への脅威のみが被告人のアスペルガー障害の有無と量刑判断を有意に媒介することが示された。以上の結果が得られた理由およびその実践上の示唆を論じた。
  • 松原 健太郎
    法制史研究
    2004年 2004 巻 54 号 183-189
    発行日: 2005/03/30
    公開日: 2010/05/10
    ジャーナル フリー
  • 上ビルマ通過儀礼で顕在化する秩序
    飯國 有佳子
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2009年 2009 巻 H-19
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/05/28
    会議録・要旨集 フリー
    上座仏教社会では、男子の僧侶としての一時出家が通過儀礼化しており、ミャンマーのビルマ族仏教徒のあいだでは、男子は子供の頃に沙彌(見習僧)として出家する。本作品では、男子の沙彌出家式(得度式)と女子の穿耳式を総称したアフルーと呼ばれる人生儀礼のなかで、仏教の精霊信仰に対する優位性や、ジェンダーや年齢など、様々な
    社会秩序
    が顕在化する過程を描いていく。
  • 鮫島 和行
    日本神経回路学会誌
    2018年 25 巻 2 号 23-37
    発行日: 2018/06/05
    公開日: 2019/02/07
    ジャーナル フリー

    2018年5月8日.山岸俊男先生が逝去された.3年前の2015年,山岸先生に無理を言って,神経科学の理論と実験の統合を目指す若手研究者のために講義をして欲しいと,当時玉川大学の先生のお部屋でお願いをした.山岸先生にはASCONE最終日に3時間以上にわたって講義をしていただいた.この解説記事は,先生のご研究やお考えを少しでも広く,長く伝えるために,私が書き起こしたASCONE講義録である.全て話し言葉でされた講義のため,一部勝手ながら私の解釈で要約した部分があり,不正確なところも見受けられるかもしれないが,ご容赦いただきたい.下記は山岸先生からASCONEの講義概要としていただいた要約である.

    『社会科学では古くから,

    社会秩序
    の説明に2つの原理が用いられてきた.ひとつは制度による説明であり,もうひとつは規範の内面化による説明である.ヒトの向社会性の説明原理を向社会的選好の進化基盤に求める現在の行動経済学の理論展開は,規範の内面化のアイディアを,内面化を促進する心的メカニズムの進化によって補強する動きとして捉えることができる.こうした近年の研究の中で軽視されてきたのは,社会科学の根本問題である制度構築の観点であり,社会的選好と制度との共進化(社会的ニッチ構築)の観点である.本講義では,(規範の内面化が完璧になされている)イワンの馬鹿を基盤とする
    社会秩序
    から,合理的なホモエコノミカスを基盤とする
    社会秩序
    への移行が可能かどうかを考えるために,私たちは何を研究すべきかについて,出席者の皆さんと一緒に議論したい.』

  • 田辺 明生
    民族學研究
    1993年 58 巻 2 号 170-197
    発行日: 1993/09/30
    公開日: 2018/03/27
    ジャーナル フリー
    本論は,インド国オリッサ州で観察されたラモチョンディ女神祭祀の分析を通じて,その儀礼過程において提示されるコスモロジカルな展開構造と同時に喚起される歴史についての記憶や知識との重層が,いかに共同体の特殊固有な
    社会秩序
    の生成と再生産に結び付いているのかを明らかにすることを目的としている。展開構造レベルでは,女神に代表される土着の力が,憑依・供犠・バラモンの介入などの契機を経て,外来支配者と結合すると同時に,共同体に豊穣と繁栄をもたらす守護的な力へと変容する過程がある。過程に重層して,儀礼の諸象徴は,共同体の成立の歴史や諸構成員の出自に関する当事者の知識や記憶を喚起させる。祭祀の上演を通じて,参加者らは,自らの役割,共同体の再生というコスモロジカルな意義を有するだけでなく,共同体成立の歴史に裏付けられた固有のアイデンティティに基づくものであることを再認するのであり,ここに
    社会秩序
    は再生産されるのだ。
  • 柏岡 富英
    社会学評論
    2002年 53 巻 2 号 140-141
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2009/10/19
    ジャーナル フリー
  • 木村 周平
    文化人類学
    2013年 78 巻 1 号 57-80
    発行日: 2013/06/30
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル フリー
    本稿の目的は、東北地方太平洋沿岸部のある地域における津波災害後の復興プロセスについて記述・分析することで、そのプロセスにおける問題点を見出すとともに、人類学からの関与のしかたについて論じることにある。復興のあり方については様々な議論があるが、なかでも「コミュニティ」をその主体と捉え、復興とはつまり「コミュニティの再生」だとする主張が盛んになされている。それに対し本稿では、この主張を相対化することを試みる。本稿では、復興のプロセスを、
    社会秩序
    の再編と捉え、その地域の内外の人びとが意図的または結果的に形成した「集まり」との関わりで記述する。そのうえで、それぞれの「集まり」の相互関係や成り立ちを分析し、そこから見える多様な動きや変化の可能性について明らかにする。そして結論として、(1)復興過程を、潜在的あるいは顕在的な差異を踏まえて詳細に見ていくことの必要性、(2)集団移転という制度がはらんでいる問題性、(3)人類学から復興に関与できる1つの可能性、について論じる。
  • 前田 成文
    東南アジア研究
    1969年 7 巻 3 号 342-362
    発行日: 1969/12/27
    公開日: 2019/06/06
    ジャーナル フリー
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