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クエリ検索: "表土"
15,795件中 1-20の結果を表示しています
  • 西川 五郎, 貝沼 喜兵
    熱帯農業
    1964年 7 巻 4 号 181-183
    発行日: 1964/08/03
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    本研究はソロモン群島のBaga島の森林中の土壌について作物栽培に関係深い項目につき分析実験したものである.土壌分析の結果から考察すると, 本土壌は熱帯性黒色土の一部に属すると考えられる.すなわち
    表土
    は極めて腐植に富んでおり〔A-1 (
    表土
    ) 15.9%, B-1 (
    表土
    ) 15.00〕, 塩基飽和度がA-1 (
    表土
    ) で43.5%, B-1 (
    表土
    ) で51%で溶脱も割合に進んでいない.従つて本土壌は石灰質の母材より発展したレンジナあるいはその退化型とも思われる。
    栽培上の見地から本土壌を見るとA-1 (
    表土
    ) 29.1m.e. (ミリグラム当量) の塩基置換容量を持ち, B-1 (
    表土
    ) は30.5m.e.と比較的大で養分保持力が高く, また保水力もPF3で30%前後を示し, かなり大であるので栽培に適するものと考えられる.
    塩基類はA-1 (
    表土
    ) において, CaO7.13m.e., MgO 3.23m.e., K2O 0.39m.e.で合計12.65m.e.であり, B-1 (
    表土
    ) においては, CaO6.05m.e., MgO6.71m.e., K2O 0.56m.e.で合計15.52m.e.で両
    表土
    共に置換性塩基は多い.
    有効体のP2O5, K2Oについては, 乾土1009当り, それぞれ10mg, 5mg以下の時には施肥の必要があるとされているが, 本土壌についていえば, A-1 (
    表土
    ) はP2O5が19mg, K2Oは20.4mg, B-1 (
    表土
    ) はP2O512mgsK2O 30.4mg含まれており, 1~2年の栽培には窒素のみの施肥でかなりの収穫が期待できよう.
    易耕性の見地からみると
    表土
    は壌土で腐植に富んでおり障害は少ないと考える.
    以上から本土壌は帯土壌の中でもかなりすぐれた土壌と考えられる.
  • 中村 誠宏, 寺田 千里, 湯浅 浩喜, 古田 雄一, 高橋 裕樹, 藤原 拓也, 佐藤 厚子, 孫田 敏, 伊藤 徳彦
    保全生態学研究
    2019年 24 巻 2 号 論文ID: 1816
    発行日: 2019/11/08
    公開日: 2020/01/13
    [早期公開] 公開日: 2019/11/08
    ジャーナル オープンアクセス

    北海道中川郡音威子府村から中川町を結ぶ全長 19.0 kmの一般国道 40号音威子府バイパスの建設が 2007年から始まっている。北海道大学中川研究林を通過する区間では、周辺地域のトドマツ及びミズナラ、シナノキ、オヒョウなどが生育する北方針広混交林生態系に対してより影響の少ない管理手法の開発が検討されている。 2010年より検討を開始し、翌年より施工手法や装置の開発、施工対象予定地での事前調査を行った。 2013年に試験施工を行い 2014年よりモニタリングを開始した。本研究では

    表土
    ブロック移植に注目して、 1)これまでより安価な
    表土
    ブロック移植の簡易工法の開発、 2)すき取り
    表土と比較して簡易表土
    ブロック工法が施工初期の草本層植生や土壌動物群集に与える影響、 3)それらの回復について 2014年と 2015年の 8月下旬に調査を行った。本工法では装置開発を最小限にして、一般的に用いられる建設機械を利用したことから、施工費が大幅に削減された。
    表土
    ブロック区では在来種の被度がより高かったが、すき取り土区では外来種の被度がより高かったため、植物全体の被度は処理間でそれ程大きな違いはなかった。ヒメジョオンのような 2年生草本の種数はすき取り土区でより多かったが、多年生草本と木本の種数は
    表土
    ブロック区でより多かったため、植物全体の種数は
    表土
    ブロック区でより多かった。さらに、移植元の植物相との類似度も
    表土
    ブロック区でより高くなった。一方、リター層も土壌層も土壌動物の個体数は
    表土
    ブロック区でより多く、種数も
    表土
    ブロック区でより高かった。リター層を除く土壌層のみ
    表土
    ブロック区において移植元の土壌動物相との類似度がより高くなった。本研究の結果から、開発した
    表土
    ブロック移植の簡易工法は植物と土壌動物に対して早期の回復効果を持つことが示された。

  • 伊藤 幹二
    草と緑
    2013年 5 巻 16-27
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル オープンアクセス
    現代社会は,技術がほとんどの問題を解決するという観念を育んできた.しかし,自然の資源が生成されるよりも早く消耗されてしまうという問題は,技術では決して解決することができない.現在,資源の根源と云うべき‘
    表土
    と植生’を持続可能に管理していくことが国際的規範となっている.さて,
    表土
    とは何か? 
    表土
    の機能,
    表土
    喪失のリスク,
    表土
    資源管理の諸問題を再検討することから,
    表土
    保全育成の在り方を考えてみた.
  • 土壌面蒸発下における水分移動
    中野 政詩
    農業土木学会論文集
    1970年 1970 巻 31 号 10-16
    発行日: 1970/02/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    成層土層が土壌面蒸発により水分を失うとき, 下層から
    表土
    層への水分移動の存在およびその特性そしてその大きさおよびその際の下層にある砂層内の水分移動の特性を,
    表土
    単層および2成層, 3成層状態にある供試体における蒸発実験で確めることができた。
    (1) 恒率乾燥期間における
    表土
    層の水分分布および比蒸発速度は下層の有無には無関係である。
    (2) 恒率から減率へ移る第一限界含水率は下層の有無に無関係で約30%である。今回の実験の範囲では
    表土
    層の長さによってもあまりかわらなかった。
    (3) 減率乾燥期間では, 下に層があると
    表土
    層の平均水分量が下層がないときより大きくなり比蒸発速度~
    表土
    層平均含水率曲線の形が下層がないときに比べてかわる。
    (4) 下層に毛管水帯といわれる状態の水分があっても, 下層から
    表土層への水分移動は条件によらず表土
    層平均含水率が30%になるまではみられずそれ以下になったときに初めてみられる。この30%という値の
    表土
    層平均含水率を吸収開始水分量と名づけた。
    (5) 吸収開始水分量のときの
    表土
    層の水分分布は条件によらずほぼ垂直である。
    (6) 吸収開始水分量は第一限界含水率と同じく30%の値を示し最小容水量40%よりは小さい。
    (7)
    表土
    層が吸収開始水分量のとき砂層上端は砂の最小容水量値15%を示している。
    (8) 下層から
    表土
    層への水分移動量は, 蒸発量の約113である。
    (9) 砂層では,
    表土
    層が吸収開始水分量になるまでは下方移動が行なわれ, 吸収開始水分量以下になると上方移動がみられ最小容水量の15%よりも水分量が低下する。
    しかし,
    表土
    層と砂層の境界でのpFコウ配は常に砂層から
    表土
    層への水分移動があるような型になっている。
    (10) 黒ボク層では, 下降移動が全蒸発期間に行なわれていた。したがって下層から
    表土層への水分移動は実際には砂層から表土
    層への水分移動である。
  • 藤村 恵人, 柳沼 利和, 佐久間 祐樹, 佐藤 睦人, 田野井 慶太朗, 中西 友子
    RADIOISOTOPES
    2012年 61 巻 6 号 327-330
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/06/29
    ジャーナル オープンアクセス
    2011年3月11日の東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射性物質の水田からの除去を
    表土
    剥離により試み,その効果を明らかにした。事故後に耕起を行っていない水田について,2011年4月21日にリヤグレーダを用いて
    表土
    剥離を行った。土壌表面から0~15cmの土壌中放射性セシウム濃度(134Csと137Cs濃度の合計値)は対照区で3853Bq/kg,剥離区で1926Bq/kgであり,
    表土
    剥離による減少率は50%であった。
    表土
    剥離により排出した土は乾燥重で5kg/m2,容積は6L/m2であり,容積から求めた平均の剥離厚は0.6cmであった。よって,
    表土
    剥離による土壌損失は軽微であり,イネ栽培へ与える影響はほとんどないものと考えられた。また,深さ0~15cmの土壌中の平均の放射性セシウム濃度が4000Bq/kg程度の場合,本手法による排出土中の放射性セシウム濃度は6万Bq/kg前後と見積もられた。以上のことから,
    表土
    を薄く剥離する手法は排出する土が少なく,農耕地の除染方法として有効であることが示された。
  • 塚本 良則
    水利科学
    2002年 46 巻 5 号 1-25
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2018/03/14
    ジャーナル フリー
  • 村岡 哲郎, 鴨居 道明, 則武 晃二
    雑草研究
    1997年 42 巻 3 号 227-232
    発行日: 1997/11/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    水田における表層剥離の発生機構を明らかにするために, 外見的な土壌剥離膜の変化と剥離膜内における藻類の構成割合の変化との関係を経時的に調べた。さらに剥離膜形成の初期段階における珪藻類 (Bacillariophyceae) の役割を調べた。
    水稲栽培圃場において, 剥離膜は次のような段階を経て形成された。まず, 代かきによって地表面に浮上した微細な土壌粒子が, 珪藻類の運動によって速やかに凝集し, 淡い褐色を帯びた薄膜が形成された。その後, 珪藻類が急速に増殖し優占化することにより, 土壌粒子の凝集が更に進むとともに, 藻類の光合成作用によって生じた酸素が膜上で気泡となって浮力が生じ, 膜の浮上が始まった。次に, この浮上膜内でユレモ類 (Osillatoria sp.) 等の糸状の藍藻類 (Cyanophyceae) の増殖が始まり, やがて, これらが優占化した。その結果, 剥離膜の表面は緑色の繊維状を呈し, これら糸状の藍藻類が凝集した土壌粒子を緊縛することにより, 剥離膜の強度はさらに増加することが判明した。
  • 桑原 淳, 大友 秀文, 横濱 充宏
    農業農村工学会論文集
    2021年 89 巻 1 号 I_11-I_18
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/01/12
    ジャーナル フリー

    圃場の大区画化整備において,施工に伴う土壌物理性の悪化を抑制する指標を明らかにするために,施工時の土壌水分状態と施工前後の土壌物理性を調査した.調査圃場の土壌は,

    表土
    (0~30cm)が軽埴土またはシルト質埴土であり,下層土が低位泥炭土であった.調査圃場の施工前の
    表土
    (0~15cm)は作土層であり,
    表土
    (15~30cm)は耕盤層であったため,
    表土
    (0~15cm)の物理性の悪化を抑制する施工時の土壌水分条件から施工開始の判断指標を示せることが分かった.
    表土
    (0~15cm)の物理性の悪化を抑制するためには,
    表土
    (0~15cm)のpFが2.0~2.5(-9.8~-31kPa)まで乾燥した状態で施工する必要があることを明らかにした.
    表土
    (0~15cm)のpFが2.0~2.5(-9.8~-31kPa)に対応する地耐力は0.58~0.69MPaであり,
    表土
    (0~15cm)の地耐力が降雨後の施工開始の判断指標の1つになると考えられる.

  • 堀井 幸江, 桑名 篤, 湯田 美菜子, 平岡 潔志, 南 春菜, 松岡 かおり, 草塲 新之助
    RADIOISOTOPES
    2020年 69 巻 3 号 93-102
    発行日: 2020/03/15
    公開日: 2020/03/15
    ジャーナル オープンアクセス

    福島県内の樹園地において,東京電力福島第一原子力発電所の事故1~2年後に植栽したクリ,温州ミカン,カキの137Csの移行係数の経年変化を3~5年間調査した。調査年によってばらつきは認められたが,移行係数はどの樹種においても10−4~10−3の範囲であった。カキ‘蜂屋’と‘平核無’の移行係数を比較したところ,‘蜂屋’は‘平核無’よりも高い傾向がみられた。‘蜂屋’で

    表土
    処理方法(耕転,
    表土剥ぎおよび表土
    戻し)を比較したところ,
    表土
    剥ぎ区の土壌の137Cs濃度は他の2区よりも低かったが果実の137Cs濃度に有意な差はみられなかった。

  • 伊藤 幹二
    草と緑
    2012年 4 巻 19-30
    発行日: 2012年
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル オープンアクセス
    日本列島の組織的農業は,弥生時代から古墳時代に広まった稲作を中心として発展した“草肥農業”と牛馬産を中心とした“草地農業”に始まる.そして,古代から近世に至るまでの日本の
    表土
    は,時代の重要農業資源であった草に覆われていく.近代になり生産管理を目的とした管理技術の高度化と工業製品の集約的利用が始まり,
    表土
    の育成や植生の管理は忘れさられつつある.一方,今世紀の主要課題は,持続可能な
    表土
    の保全と利用が国際規範となり,
    表土
    と生物多様性に関わる生態系サービスを後代にわたって引き継いでいくことにある.欧米と比べて年間日射量と雨量に恵まれ,寒暖の差が激しく,地形が複雑な我が国土においては,今一度列島における
    表土
    の改善と利用の時代的変遷を振り返り,その流れのなかで,今日のずさんに利用または取り扱われている
    表土
    管理について再考することが必要である.
  • 鳥居 宣之, 沖村 孝
    土木学会論文集C
    2008年 64 巻 2 号 369-382
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/06/20
    ジャーナル フリー
     地震による斜面災害の軽減を図るためには,山腹斜面における地震動応答特性に対する地形形状ならびに
    表土
    層の影響を定量的に評価することが重要である.本研究では,既往の研究成果と新たに行った地震応答解析結果を用いて,地形形状ならびに
    表土
    層厚が最大応答加速度および最大せん断ひずみの応答特性にどのような影響を及ぼすのかを定量的に評価した.その結果,斜面上部に位置し,
    表土
    層が厚くかつ地表面形状が遷急点を示すような地点では,基岩層内ならびに
    表土
    層内において加速度が大きく増幅され,また,
    表土
    層厚が厚くなるほど
    表土
    層と基岩層の境界に発生するせん断ひずみの値は大きくなり,地表面形状が遷急点を示すような地点では,さらに大きなひずみが発生することが分かった.
  • (2)表土除去による空間線量率の低減
    *若林 源一郎, 山西 弘城, 杉浦 紳之, 伊藤 哲夫, 堀口 哲男, 芳原 新也, 稲垣 昌代, 小島 清, 村田 祥之, 古川 道郎
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2011年 2011f 巻 K49
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
    会議録・要旨集 フリー
    福島県川俣町で環境放射線調査を行なった。学校の校庭や広場においてNaI(Tl)シンチレーションサーベイメータを用いた空間線量率の測定を行って線量の分布を把握した後、地表から約5 mmの
    表土
    を除去することにより、空間線量率の低減効果を調べた。学校校庭では半径2 m及び5 m、広場では半径2.4 mの
    表土
    を除去した結果、
    表土
    を除去した領域の中心で線量率は70~80%に減少した。
  • 久保 満佐子, 川西 基博
    植生学会誌
    2007年 24 巻 1 号 65-69
    発行日: 2007/06/25
    公開日: 2017/01/06
    ジャーナル フリー
      1. 山梨県の本栖湖岸にある治山堰堤のり面で,隣接地の森林土壌を吹き付ける緑化工法が行われた.この工法により出現した植物の種組成を,土壌採取地の埋土種子相および現存する森林の種組成と比較した.
      2. 本工法が行われたのり面では,フサザクラやフジウツギ,キブシ,ミズメ,バッコヤナギ,ヤマハンノキなど,崩壊地や明るい環境に生育する樹種が多く出現した.埋土種子相には,バッコヤナギやヤマハンノキは含まれていなかった.現存する森林の種組成はこれらと大きく異なっていた.
      3. 本調査地の埋土種子相には,現存する森林の種組成とは異なる先駆的な樹種が多く含まれていた.
  • 肥料三要素連続施用圃場試験区における調査・試験・研究 (I)
    江崎 要, 中矢 哲郎, 高橋 佳孝, 柳澤 剛
    農業土木学会論文集
    2000年 2000 巻 208 号 569-577,a3
    発行日: 2000/08/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    黒ボク土の畑地土層は,
    表土
    層と下層土に大きく分けられる.
    表土
    層と下層土の土壌物理性はかなり異なる.
    本報では, 黒ボク土の
    表土
    層の厚さの違いが, 深さ方向に, 層別の土中水分の変動および土壌水分消費量に影響を与えていることを, 論証した.
    とくに比較的深い土層における土中水分の変動に注目し, 地表から深さ170cmまでを検討の対象とした.黒ボク土の
    表土
    の厚さがかなり異なる2つの試験区を比較対照的に検討した.この結果,
    表土
    層 (A層) と下層土 (B層) の境界の深さの相違によって, 水分移動や水分消費の様子がかなり異なることを明らかにした.
    本報は明治大学生田校舎の肥料三要素連続施用試験圃場で得られた研究成果で, 関東ローム層である.
  • 岩谷 宏司, 滝沢 祚, 中田 正彦, 堀尾 省三
    九州病害虫研究会報
    1968年 14 巻 72-73
    発行日: 1968/11/15
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    ナシ長十郎の2~3年生の幼木にダイシストン粒剤を1本当り50g施用しナシノアブラムシに対する効果を試験した結果,
    表土
    施用では施用時期による効果の差が大きく,アブラムシ発生の6ヵ月前,すなわち前年み11月の施用が最も有効であった。また,全層施用は
    表土
    施用より速効的でかつ残効性も長く,幼木1本当り50gの施用量では施用時期による効果の差はほとんど認められなった。以上の結果から,すでに植え付けてあるナシの幼木ではダイシストン粒剤をアブラムシの発生する6ヵ月前すなわち前年の秋に
    表土
    施用し,また,新しく植え付けるナシとの苗木ではダイシストン粒剤を秋または春植え付けの際に全層施用すれば最も高い効果が期待出来よう。なお,今後,作物,薬量を変えた検討が必要であろう。
  • *出口 明子, 小林 裕子, 平井 英明, 白石 智子
    日本科学教育学会年会論文集
    2019年 43 巻 1
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/07/31
    会議録・要旨集 フリー

    近年の土壌保全に関する国内外の動向や国内の土壌教育の現状を踏まえ,筆者らは土壌の役割やその重要性を児童らが認識できるようにするカリキュラムの開発研究に取り組んでいる.本研究ではそのカリキュラム開発の一環として,小学校第5学年「植物の発芽と成長」に土壌教育の要素を取り入れた授業デザインの開発に着手した.本稿では,まず児童を対象とした土に関する認識調査を行い,対象の児童らが「土」について概ね肯定的に捉えていることを明らかにした.さらに,小学校第5学年理科「植物の発芽と成長」の単元に土壌教育の要素を取り入れた授業デザインを新たに提案した.

  • 島田 和則
    植生学会誌
    1999年 16 巻 2 号 159-167
    発行日: 1999/12/25
    公開日: 2017/01/06
    ジャーナル フリー
      1.1992年9月に神津島天上山の低木林で発生した林野火災跡地において,5年間の群落動態を継続調査し,その特性,特に地表攪乱の影響について考察した.
      2.被災地域の植被率は5年を経過しても平均40%ほどで,平均90%を超える無被害地と比べて低い状態にとどまっていた.被災後萌芽再生した木本個体は,その後の枯死率は低く5年間順調に生育を続けていた.萌芽再生した前生個体の間には十分裸地空間があったが,実生や地下部からの徒長による木本の新規加入は少なく,毎年少数の個体が侵入・定着するにとどまった.
      3.天上山の地表は,多孔質流紋岩が厚く一様に風化した砂状の表層基質に被われており,植被を失った被災地において,この砂状の
    表土
    の侵食が顕著であることが観察された.侵食による
    表土
    の移動は,実生の定着に影響していると予想されたので,実生を想定した2種類のサイズの木製ピンを設置して2年間追跡調査を行った.その結果,叢生株・露岩等の有無,ピンのサイズの大小により被害に差が認められた.これらより,実生の定着初期段階で,
    表土
    の移動による攪乱圧が強く働いていることが予測され,上方に何かシェルターになるものがあるか,または個体サイズが大きければ
    表土
    の移動による死亡率が低いことが示唆された.
      4.もともと
    表土
    が侵食を受けやすく,しかも台風の常襲地帯である本調査地においては,一度植被を失うと
    表土
    の安定を失い植生の回復が困難になると思われる.被災により裸地化した空間への木本種の定着は細々と進行するにとどまり,回復には長期間を要すると考えられる.
  • 自然条件下の放牧草地における水分移動
    中野 政詩, 田淵 俊雄, 八幡 敏雄
    農業土木学会論文集
    1970年 1970 巻 31 号 17-24
    発行日: 1970/02/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    Precipitation is scarce so much enough, it rains at long intervals and it seldom rains heavily during the growing season at OTOSHIBE region. It has been revealed from soil moisture distribution in situ measured by the soil sampling method that (1) the rateof evapo-transpiration is about 2.8mm/ day over the whole moisture range, (2) the field capacity in the top layer is about 50%, (3) the volume of water moved upward from the sand layer to the top layer is about 1/ 3 of evapo-transpiration, (4) this upward movement begins when the average water content in the top layer soil reaches 40%, and (5) water content in sand never decreases to 10% and less.
    It is concluded from these characteristics of precipitationand soil water movement that (1) effective rainfall (699mm) is larger than evapo-transpiration (546mm) during the growing season, but in May and June, evapo-transpiration (156mm) exceeds effective rainfall (130mm), and that (2) in April soil moisture depression caused by the use of water is usually supplied by rainfall, but in May and June water content in the soil keeps decreasing and soil moisture moves upward. This soil moisture depression is usually supplied by rainfall in July and August.
  • *須賀 瑞樹, 坂上 憲光, 和田 隆広, 川村 貞夫
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
    2022年 2022 巻 2A2-A06
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/12/25
    会議録・要旨集 認証あり

    In this paper, we consider the application of haptic shard control to an floating underwater robot for surface sediment removal. First, we experimentally measured water flow velocities generated by marine thrusters to determine the thruster arrangement for surface sediment removal. Based on the thruster arrangement, we discuss a method to compensate for the reaction force acting on the underwater robot during sediment removal.

  • 1. 実態確認とその対策
    外間 数男, 照屋 林宏
    熱帯農業
    1976年 19 巻 3-4 号 162-165
    発行日: 1976/03/15
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    パイナップルの連作障害は生物的な要因によって起ると考えいくつかの実験を行なった.
    1) 連作地
    表土
    に植え付けたパインは生育が悪く, 発根重や根長などが心土や未耕作区より劣った.また根の生長点分岐率も
    表土
    が高い.
    2)
    表土
    に植え付けたパインは根の褐変が激しく, 侵潤状に腐敗したりするものが多数認められた.この根の褐変, 腐敗は土壌にクロルピクリンやEDBを処理するとみられなくなった.
    3) パインの根系は地表下20cmまでに全体の80%近くが分布する.
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