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クエリ検索: "関桃子"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 柴田 圭子
    日本調理科学会誌
    2024年 57 巻 2 号 69-79
    発行日: 2024/04/05
    公開日: 2024/04/12
    ジャーナル 認証あり
  • 柴田 圭子, 高見 朋子, 関 桃子, 渡邉 容子
    日本調理科学会誌
    2019年 52 巻 2 号 103-108
    発行日: 2019/04/05
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル フリー

    薄力小麦粉の30%を純ココア粉末で置換したスポンジケーキの品質および食味におよぼすバッター調製時のゴムベラでの撹拌回数の影響を検討した。撹拌回数は20~50回まで10回刻みで行い, S20,S30,S40,S50とした。対照試料(ココア粉末20%)は50回撹拌したもので,前報より用いた。

    バッター比重はS50が対照試料より有意に高値であった。ケーキ比容積はS20およびS50において,対照試料よりも有意に低値であった。ケーキの硬さは,対照試料と全ての回数間に有意差はみられなかった。しかし,ケーキ気孔壁の塑性によるひずみや構造の圧密の程度を示すと考えられる凝集性は,S20とS30で有意に低値を示した。バッター比重,ケーキ比容積,力学的物性などの測定から考えると,ココア粉末置換率30%の場合,対照試料と同程度の品質のケーキにするためには,撹拌回数を40回とするのがよいと結論した。

  • ―オーブン焼成との比較―
    松浦 朋子, 柴田 圭子
    日本調理科学会誌
    2023年 56 巻 3 号 132-140
    発行日: 2023/06/05
    公開日: 2023/06/09
    ジャーナル 認証あり

     本研究は,電子レンジを利用したスポンジケーキの品質特性と嗜好性について,オーブン焼成との比較より検討した。実験には薄力小麦粉と砂糖を各々30%に固定した以下3試料を設定した。即ち,卵40%配合のオーブン焼成ケーキ(OS),同配合の電子レンジ加熱ケーキ(MS),卵20%,水12.5%,油7.5%配合の電子レンジ加熱ケーキ(MB)である。電子レンジ加熱はオーブン焼成に比べて加熱時間を1/15に短縮させた。OSに比べ,MSの方が比容積は高値だったが,MSの組織構造は不均一で,その食味は硬さや口当たりの悪さが感じられ好まれなかった。MBはOSやMSに比べて膨化成績は若干劣るが,軟らかくて壊れやすい特徴を持ち,MSより好まれる傾向が認められた。本実験の結果から,電子レンジ加熱の場合は,MB配合を用いればMSよりも嗜好性を向上させることが示された。また,MBはOSの品質や嗜好性に近似するというよりも,それとは異なる特有の軟らかさ持つ食味のケーキと評価された。

  • 鳥居 優理香, 村上 陽子
    日本調理科学会誌
    2022年 55 巻 4 号 184-190
    発行日: 2022/08/05
    公開日: 2022/08/09
    ジャーナル フリー

     酒粕は日本酒の製造過程で作られる副産物である。酒粕は,漬物や汁物など様々な調理で使われており,他の発酵食品同様,和食を支えてきた。副産物である酒粕を利用することは,日本の「もったいない文化」の象徴であるとともに,学校教育で求められている持続可能な社会をつくるための取組みに繋がる。本研究では,我が国の伝統的な食文化の一つである和菓子のうち,蒸し菓子である「松風」に着目した。松風には,煎餅様の焼き菓子,カステラ様の焼き菓子,蒸して作る蒸し菓子など,様々な種類がある。本稿では,蒸し菓子「松風」に着目し,酒粕を添加した場合の松風の物理特性や食嗜好性に及ぼす影響について検討した。

     その結果,酒粕の添加により,松風の硬さは有意に低下した。松風の色彩構成は,酒粕添加に伴い,赤みや黄みが増した。食嗜好性においては,酒粕を10~30%添加することにより,香り,軟らかさ,味などの面から嗜好性が向上することが明らかになった。

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