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クエリ検索: "2003年の道路"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 内海 泰輔, 浜岡 秀勝, 中村 英樹
    土木学会論文集D3(土木計画学)
    2011年 67 巻 3 号 261-269
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/07/20
    ジャーナル フリー
     
    2003
    年の道路
    構造令の改正により,往復分離2車線横断面が自動車専用道路(自専道)の構造として採用できることとなった.本構造は従来の多車線横断面に比べ建設コストの縮減が見込まれるものの,実現する速度性能は不明確であり,道路交通状況によっては求められる速度サービスが確保できない恐れもある.
     本論文では,2車線自専道の性能照査型計画設計を念頭に置き,車両感知器データ等を用いて交通量―速度関係(速度性能曲線)について分析する.まず,大型車混入率や降雨などの速度への影響要因を定量的に明らかにする.そして,それらの結果をもとに速度性能曲線を定式化し,これを用いた性能照査手法を提示する.これにより,速度性能の観点から2車線自専道構造の導入の可否や,更なるコスト縮減の可能性について検討することが可能となる.
  • *渡辺 悌二, 平川 一臣, 六井 菜月
    日本地理学会発表要旨集
    2024年 2024s 巻 416
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/04/19
    会議録・要旨集 フリー

    はじめに カラコラム北部に位置するシムシャール村(標高3,000 m)は人口約2,500人の小さな村である。2003年までは村に通じる自動車道路がなかったことから,外界との接触がきわめて少ない村であったが,

    2003
    年の道路
    開通以来,観光客・トレッカーや,トロフィー・ハンティング(野生動物の狩猟)を目的とした観光客が増加している。本研究では,教育の推進,観光開発およびトロフィー・ハンティングによって,シムシャール村の社会的変容が牧畜活動にどのような影響を与え,住民がどのように牧畜業を維持しようとしているのかを議論した。調査地域 シムシャール村では3つの谷でヤク,ヒツジ・ヤギの放牧を行っている。このうち最大頭数を放牧している谷はシムシャール峠を含む一帯でフンジェラブ国立公園に属している。この一帯の放牧についてはきわめて簡単な記載があるが(Kreutzmann 2020),ルプガール谷とグージェラブ谷における放牧の実態についてはまったく記載がない。ルプガール谷は保護地域外にあり,グージェラブ谷は国立公園内にあったが,2003年にシムシャール村が管理する狩猟地域 (Shimshal CCHA)に指定変更された。現地調査は2022年6月および2023年6〜7月に実施した。牧畜業の変容 シムシャール峠を含む谷(以下,峠地域と呼ぶ)では,冬には約1,000頭のヤクが4,000 m以上の高所で放牧され(Zo Shupunと呼ばれる輪番制で9人の男性が世話をする),また,冬には3,000〜4,000頭のヒツジ・ヤギが村で飼われている。5月にヒツジ・ヤギを村から峠地域に移動させ(Pamir Kuchという),ヤクと合流させる。夏の間は女性がヤクを含むすべての家畜の世話をしてきた。9月にヒツジ・ヤギを村に下ろし(Dior Kuch),次いでその年に生まれたヤクと肉として販売するヤクのみを村に下ろし(冬には子ヤクはヒツジ・ヤギと一緒に村で飼育する),残りのヤクは冬にZo Shupunによって放牧される。また,ルプガール谷では,2010年までは冬季にヤクを放牧し,春から秋までは1,000〜2,000頭のヒツジ・ヤギをヤクに合流させ,高所で放牧をしてきた。グージェラブ谷では2010年までは約150頭のヤクを峠地域に移動させて峠地域のヤクと合流させ,春から秋にはグージェラブ谷に戻して約730頭のヤギと合流させた。すなわちグージェラブ谷の家畜は通年で村から遠く離れた高所のみで放牧していたことになる。峠地域のヤクは2022年時点では748頭が登録されていた。ルプガール谷では2010年にヤクの放牧をやめた。谷ではせいぜい20頭ほどのヤクを放牧しているに過ぎない。ヒツジ・ヤギは峠地域では2022年の登録頭数は3,197頭であった。ルプガール谷では1,000〜2,000頭,グージェラブ谷では約2,000頭が春から秋に放牧されている。家畜の放牧はシムシャールの人にとって困難を極めている。夏の家畜の世話は,長い間女性によって行われてきたが,教育推進による女性の高学歴化と都市社会での役割の増加で労働力不足に陥った。その適応戦略として,2010年に,すべての谷でコミュニティ全体の家畜を世話する輪番制を導入した。各世帯の所有頭数に応じて分担日数が決まり,家畜所有世帯から性別を問わずに輪番に参加する。家畜の販売価格 ♂と♀のヤクの価格は,2007年にはそれぞれ3.5~4.0万ルピー,1.5〜2.5万ルピーであったが,2023年にはそれぞれ23万ルピー,13万ルピーに上昇している。村全体では毎年約100頭のヤクを販売している。トロフィー・ライセンス料金 2021〜22年の狩猟期間には,12件のライセンスを発行し,村はライセンス料の80%の1,931万ルピー(87,784ドル)の収入を得た(2005〜06年の収入は4,000ドル)。牧畜維持の理由 ヤクが彼らのアイデンティティであるという事実と,ヤクの販売価格の大幅な上昇によって,彼らは牧畜を維持している。一方で,村ではトロフィー・ライセンスの発行数を増やしたいと考えている。ヤクの価格とトロフィー・ライセンスによる収入の変動は,牧畜の将来の持続可能性に決定的な影響を与える。

  • *渡辺 悌二, 六井 菜月, 佐々木 美紀子
    日本地理学会発表要旨集
    2022年 2022a 巻 336
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/05
    会議録・要旨集 フリー

    カラコラム北部に位置するシムシャール村(標高3,000 m)は,少数民族ワヒで構成された人口約2,500人の小さな村である。2003年までは村に通じる自動車道路がなかったことから,外界との接触がきわめて少ない村であったが,

    2003
    年の道路
    開通以来,この地域を訪れる観光客・トレッカーや,トロフィー・ハンティングと呼ばれる野生動物の狩猟を目的とした観光客が増加している。 シムシャール村の土地のかなりの面積はフンジェラブ国立公園に属しており,国立公園内で住民の生活活動を認めないパキスタン政府と村との間では,長期間にわたる軋轢が存在してきた(現在も解決していない)。 本研究では,観光開発およびトロフィー・ハンティングの2つの外圧によって,シムシャール村の社会がどのように変容し,どこに向かっているのかを議論した。

     村は,ヤク,ヤギ・ヒツジを国立公園内で育て,肉としてこれらの家畜を販売することで,村の社会を維持してきた。 2007年の家畜の販売価格は,ヤクが20,000ルピー(♀)〜37,600ルピー(♂),ヤギが5,000ルピー(♀)〜6,000ルピー(♂),ヒツジが3,000ルピー(♀)〜4,000ルピー(♂)であった。2022年には,それぞれ100,000ルピー(♀)〜200,000ルピー(♂),20,000ルピー(♀)〜30,000ルピー(♂),15,000ルピー(♀)〜25,000ルピー(♂)になっていた(2022年7月現在:1ドル=220ルピー)。 最近は,村全体では年間約100頭のヤクと,約100頭のヒツジ・ヤギを販売している(2007年は,それぞれ100頭,400-500頭)。2022年10月の家畜の販売予想金額は合計で2,377万ルピーに達する。この金額は2007年時点(526万ルピー)の4.5倍に増加している。 従来から冬季には村の男性9人がローテーションで標高4,000 m以上の高地でヤクの放牧をしてきた。春から秋にかけては,標高4,000 m以上の放牧地で,ヤクおよびヒツジ・ヤギを所有する世帯の女性が家畜を放牧してきた。しかし,女性の高学歴化・社会進出が進み,夏の家畜の放牧に関わる女性が減少し,従来の制度では家畜の維持が不可能になってきた。このため村では2014年頃から,世帯ごとに家畜の所有頭数に比例した放牧世話係の割り当て日数を計算し,数世帯がローテーションで村全体の家畜の放牧をする新しい制度(ソール・システム)を導入した。 なお,村では潅漑によって,小麦とごくわずかのジャガイモの栽培が行われている。しかし,ジャガイモは自家消費用で,小麦が一部販売されているものの,その収入は無視できるほどの規模に過ぎない。

     2004年夏には村では2軒のゲストハウスが営業をしていた。2022年6月時点で8軒が営業をしており,1軒が建設中であった。現在では年間600〜800人の観光客・トレッカーが村を訪れている。村にはガイドやポーターが相当数いる。特にロバを購入できたポーターは,これまでの3倍の収入を得ることができるようになった。

     村には多くのアイベックスとブルーシープが生息していて,スノーレパードの貴重な餌資源となっている。村は,2003年に国立公園の一部(家畜の放牧場所)をコミュニティ管理狩猟地域(community-controlled hunting area: CCHA)に指定することで,家畜の放牧活動を継続できるものと考え,さらにトロフィー・ハンティングのライセンスを発行することで外貨獲得を目指す戦略を政府に認めさせた。2021〜22年の狩猟期間には,12件(アイベックス1件,ブルーシープ11件)のライセンスを発行し,村は1,931万ルピー(87,784ドル)の収入を得た(2005〜2006年の収入は4,000ドル)。

     家畜の放牧を維持するために,住民によるローテーション制度を新たに5〜10月に導入した一方で,2003年の自動車道路の完成によって可能になった観光とトロフィー・ハンティングがもたらす収入は,すでに家畜販売による収入を超えるまでに成長している。村の持続可能性は,2003年以降に加わった新たな収入源に大きく依存するようになってきている。

  • ——動力計を用いた再現運転による排出ガス測定——
    清水 一史, 西川 純, 松尾 陽介, 手島 司, 千葉 大基, 高橋 弘行, 原野 道生
    農業機械学会誌
    2013年 75 巻 5 号 326-333
    発行日: 2013/09/01
    公開日: 2014/12/03
    ジャーナル フリー
    代表的なトラクタ作業の1つであるロータリ耕うん作業について,負荷実態に基づいた排出ガス評価手法の研究を行った。本報では,ほ場で測定した耕うん時の排出ガス濃度と,耕うん時の機関トルクを,電気動力計でトラクタPTO軸に負荷して再現運転した時の排出ガス濃度を確認した。その結果,動力計による機関トルクの再現性は良好であり,再現運転時の排出ガス濃度は,耕うん時の排出ガス濃度と同程度であった。動力計により耕うん時の機関トルクを再現することで,耕うん時の排出ガスを良好に測定できる可能性を確認できた。
  • 田邉 勝巳
    交通学研究
    2009年 52 巻 171-180
    発行日: 2009年
    公開日: 2019/05/27
    ジャーナル フリー
    2006年6月に施行された道路交通法改正により、違法駐車の取締り業務の一部が民間委託され、取締りが強化された。東京都で最も早く民間委託が導入された地域の取締りは2年間で5倍以上となり、主要路線の合法駐車を含む路上駐車(二輪車を除く)の台数は58.9%減少した。外部費用の削減額は年間81億円程度と試算され、委託費を十分に上回る成果を得ている。現時点で道路交通法改正の費用対効果は高いが、最適な取締り水準、民間委託導入の程度など、多くの政策課題が残されている。
  • 千葉県および沖縄県の全指定教習所への質問紙調査より
    田中 敦士
    Asian Journal of Human Services
    2014年 7 巻 72-85
    発行日: 2014/10/30
    公開日: 2014/10/30
    ジャーナル フリー
    In this research was investigated that trainers’ attitude toward people with intellectual disabilities during driving license exam, through questionnaire survey on 79 specific driving school in Chiba and Okinawa. As a result, it is clarified that there is a lack of consideration for training and no cooperation between people with intellectual disabilities and trainers. Therefore, putting systems for understanding of each other, getting support by family and making up economical support systems from government are all needed in order to people with intellectual disabilities getting license and make it better for safe driving after obtention. Consequently, next problems are to develop special textbook, to support for examination, to analyze risk of car accidents, to put insurance systems and laws of economical help and to investigate of best way to cooperate with everyone around people with intellectual disabilities to rise the chance to obtain the license.
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