日本接着学会誌
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総合論文
コアシェル型ゴム粒子分散エポキシ樹脂の開発
岡本 敏彦
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2023 年 59 巻 1 号 p. 4-10

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抄録

従来困難であった液状熱硬化性樹脂へのコアシェル型ゴム粒子( CSR) の均一分散を独自プロセスで達成し事業化した。CSR をエポキシ樹脂中に高濃度( 25%~ 45%) に均一分散させたマスターバッチ製品は,構造接着剤用のエポキシ強化剤として有効で,(1) 耐熱性を低下させずに接着強度が高い,(2) 広い使用温度範囲で耐衝撃性に優れる,(3) 硬化温度に依存せず安定した靭性改良効果を示す,等の特徴を有する。このCSR による耐衝撃性改良効果は,シェル層への反応性基導入により向上する。また,CSR による靭性改良効果は,1 液型および2 液型接着剤として評価し,いずれの場合も,エポキシ樹脂硬化物の架橋構造の制御で顕著に向上することを示した。

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