日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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扇状地の崖端侵食谷における水質分布とその規定要因—伊那谷の扇状地群における比較研究—
谷川 晋一
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p. 57

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抄録
水中に溶存するCaイオン当量濃度をx軸に、HCO3·SO4·NO3イオン当量濃度の和をy軸にとった散布図において、扇状地の地下水·湧水の値は源流となる山地河川水の値がつくる線を中心にプロットされ、線から離れるほど農業用水·降水などに影響された異なる水質を持つことが推察される。このことから、同散布図における「河川水質線からの距離」を用いて、複数の開析扇状地の崖端侵食谷における湧水の起源について比較した。その結果、発達の進んだ侵食谷における湧水はより山地河川の水質に近く、侵食谷の発達により地下水の流動経路が変化することが示唆された。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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