日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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日本の近代化過程における鉄道と乗合自動車の競合に関する予察的研究—地方都市圏を事例として—
大島 登志彦
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p. 84

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抄録
本研究は、1910∼30年代にかけての、地方都市圏での近代公共交通機関導入期における地域社会の模索や乗合自動車(バス)運行後の鉄道の廃止事例などを通して、日本の近代化過程における鉄道と乗合自動車の競合を、文献資料で全国的傾向を考察したうえで、現地調査などによる事例研究で検証することを、目的としている。1910年代までは、まず鉄軌道が導入される傾向にあったが、1920年代には、乗合自動車が全国各地で相次いで開業する。しかし、1930年代には早くも軟弱な鉄道が廃止される傾向もみられる。すなわち、この時期の競合は、当初鉄道優位から、次第に乗合自動車が優位に移行していったことが考察できる。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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