2018 年 10 巻 3 号 p. 196-201
『インプラント周囲の角化歯肉』と『歯周インプラント補綴』についてcritical discussionを試みた.前者では科学的根拠に基づく慎重な治療介入が,後者では慎重な補綴設計が肝要であると思われた.『スカンジナビア型』では「必要性に基づくこと」を介入原則としているが,『米国型』では,術者の主体的意志がさらにそこに添加されているように感じられた,両者の取り組み方の違いは,臨床介入の際の判断基準Shouldしたほうがいいこと,Canしてもいいこと,Not have toしなくてもいいこと,Shouldn’tしないほうがいいことに関する視座の違いから生じているのだろう.