2021 年 13 巻 1 号 p. 62-65
症例の概要:37歳,女性,永久歯萌出時からコンプレックスであった上下前歯部の変色による審美不良を主訴に来院した.術前検査でアンテリアガイダンスの喪失を認めたため咬合調整と抜歯を行った後, 最終補綴装置としてポーセレンラミネートベニアを装着した.
考察:補綴装置装着後10年経過しているが,歯周組織の炎症・歯の変色は認められず,患者の高い満足が得られた.デンタルエックス線検査においても異常は認められない.
結論:上下前歯部に対しアンテリアガイダンスを付与したポーセレンラミネートベニアを用いることで,審美性と咀嚼機能が著しく回復するとともに,ポーセレンラミネートベニアの長期的な予知性の高さが示唆された.