日本補綴歯科学会誌
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◆企画:第130回記念学術大会/シンポジウム1 「パーシャルデンチャーデジタル化への現状と課題」
部分床義歯製作におけるフルデジタル・ワークフロー
西山 弘崇馬場 一美
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2022 年 14 巻 1 号 p. 5-9

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抄録

 近年のデジタル・テクノロジーの進歩により歯科においてもCAD/CAM技術を応用した,いわゆるデジタル・デンティストリーの基盤が整った.さらに,口腔内スキャナーによる光学印象が普及したことで補綴治療におけるワークフローは大きく変化した.

 部分床義歯製作においても,印象採得や咬合採得,各構成要素の製作にデジタル技術を応用した報告はされているが,製作ワークフローを部分的にデジタル化しているものがほとんどである.

 本稿では,口腔内スキャナーを用いた光学印象,3DプリンターといったCAD/CAM技術を応用した部分床義歯製作におけるフルデジタル・ワークフローを紹介する.

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© 2022 公益社団法人日本補綴歯科学会
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