日本補綴歯科学会誌
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◆企画:第133回学術大会/臨床リレーセッション2 「歯根破折からの歯の再植・移植,その診断と治療方針」
歯根破折~欠損補綴治療を考えるその前に~
兒玉 直紀萬田 陽介松岸 諒德永 英里丸尾 幸憲秋山 謙太郎
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2025 年 17 巻 4 号 p. 207-213

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抄録

 歯根破折は日常臨床において高頻度に認められる病態であり,その対応に苦慮することは言うに及ばない.歯根破折への対応として破折部の接着を試みるが,条件次第では意図的再植術の適応となる場合がある.一方で,破折歯を抜歯する場合,健全な智歯を有しており,かつ条件が合致すれば歯の移植が,智歯を有さない場合には一般的な欠損補綴治療が選択される.本稿では,歯根破折を生じた場合の補綴治療戦略として,1)破折歯を保存する場合,2)破折歯を抜歯した場合に分けて,実際の症例を交えて私見を述べたい.

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