日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
慢性歯周炎患者に対しコーヌス義歯にて対応した症例
金田 恒
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2011 年 3 巻 2 号 p. 154-157

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抄録
症例の概要:患者は73歳女性.全顎的に慢性歯周炎があり,上顎前歯部に動揺歯が認められた.患者は審美的な治療も望んでいたが,抜歯などの外科処置に対し恐怖心があったため動揺歯は保存し,上顎欠損部に対して,コーヌス義歯による補綴処置を行った.
考察:8年経過した現在も補綴物・歯周組織ともに問題なく,安定している.これはコーヌス義歯のリジットサポートによる義歯の安定,それによる咀嚼能力の改善だけでなく,二次固定効果によるものと考えられる.
結論:動揺歯を含む慢性歯周炎をもつ症例に対してコーヌス義歯による補綴治療が非常に効果的であった.
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© 2011 社団法人日本補綴歯科学会
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