日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
著しい歯冠崩壊に対し咬合再構成を行った症例
中島 一憲
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2016 年 8 巻 4 号 p. 454-457

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抄録

症例の概要:65歳の女性.咀嚼困難を主訴に来院した.咬合の違和感を改善するため,ヤスリにより残存歯の削合を繰り返したという.口腔内診査の結果,残存歯の歯冠は上下顎とも大きく削合されていた.種々の検査結果から適切と思われる咬合平面や顎位を決定し,プロビジョナルレストレーションの調整を繰り返したのち最終補綴を施行した.

考察:プロビジョナルレストレーションにより,顎位を本来あるべき位置へ慎重に診査,調整,誘導した.これにより良い結果が得られたものと考える.

結論:適切な下顎位の設定は症例の予後を大きく左右する.本症例でも,種々の方法により下顎位の決定を行い,良好な経過を得ることができた.

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© 2016 公益社団法人日本補綴歯科学会
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