日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成21年度日本調理科学会大会
セッションID: 1A-a4
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口頭発表
短大生の調理観および食事に関する状況調査
*原  知子
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抄録

【目的】調理離れが憂慮される昨今であるが、短期大学における調理実習の授業では学生たちは楽しんで受講しているように見える。しかし、調理への億劫観を持っている学生も存在する。そこで、調理教育の一環として学生の調理への意識、短期間の学習で上達観を持っているのかどうか、また、食事に関して野菜の認知および摂取、野菜の嗜好、家庭での食卓の躾、などの状況を把握する目的で、アンケートを実施した。
【方法】調査時期:2007年7月、調査対象:クッキングを受講している本学生活学科1年生(回答者は学生本人)、調査方法:質問紙による自己記入式留置法、有効回答数85部(回収率67.5%)であった。授業開始時にも意識啓発の目的で別途アンケートを実施した。(有効回答数84部、回収率66.7%)。設問内容は属性、朝食欠食、起床・睡眠時間、健康状態、食事準備にかかわる状況、料理への関心、調理への意識、野菜の認知度、等とした。
  【結果】対象短大生の家庭での主な調理担当者は母親に当たる40代の女性が最も多く、学生が調理を担っている家庭は少なく、食事作りの手伝いも少なかった。反面、料理は大変好きで上達観も感じているが、料理は難しいと感じることも多い。味覚に関しては感度が普通、という回答が多かった。家庭における食事に関する指導は楽しく食べる、きちんとお箸を持つ、できるだけ食べ残さない、手伝いもできるだけする、という項目の回答が多かったが、初めて包丁を使ったのは個人により差があり、10歳以上が多かった。初めて包丁を使った場所は家庭が多かったが、日常的に食事作りを担当していない状況をかんがみると、その後の調理作業の定着をいかに日常化するかが課題ではないかと考えられた。
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© 2009日本調理科学会
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