日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成21年度日本調理科学会大会
セッションID: 2A-a2
会議情報

口頭発表
若年層における日中の調理実態
*小林 愛子松山 綾森川 聡
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

【目的】中国は、1990年以降のGDP成長率の平均が9.0%と急速な経済発展が見られ、それに伴い人々の生活が大きく変化している。この中で、特に20-30代の経済的に裕福な層が文化的な伝播力をもつとされ、この層が新しい食生活や食文化の形成にも影響を与えると考えられる。一方、日本においても当社の調査で、炒め物の調理実態に変化が見られた。そこで、日中の若年層の「調理実態」について、比較を通じ把握することを目的とした。
【方法】 調査対象:<北京・上海>20-30代、世帯年収6万元以上(中高所得者層)<東京>20-30代、サンプル数:600名(各都市・年代 男女各50名)、調査時期:2008年3月、調査方法:インターネット調査、調査項目:調理に関する行動・意識等
【結果】 「料理をすることに対しての気持ち」について、中国では楽しいことであるという回答が男女ともに多く、ポジティブな姿勢が見られた。日本では、女性に義務・家族のためといった使命感が目立った。「夕食を作る人」について、日本では父親・夫があまり見られなかったが、中国では割合が2割を超え、男性が厨房に立つ姿が見られた。
「よく作るメニュー」について、中国では中華料理のみであったが、日本ではメニュー・調理法など料理に多様性が見られた。「夕食のおいしさ」について、中国の方が日本よりも新しい料理・味が入っていることが重要と考えている人が多かった。今後の中国の家庭料理においては、他国の料理など新しいメニューが登場することも予測される。
著者関連情報
© 2009日本調理科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top