日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成21年度日本調理科学会大会
セッションID: 1P-27
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うどんの破断特性に及ぼす雑穀代替の影響
*石井 和美吉田 瞳小林 三智子
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抄録

【目的】うどんの低アレルゲン化を目的として、小麦粉の一部を4種類の雑穀で代替し、その製麺性について検討した。
【方法】試料の粉は中力粉(手打ち麺用粉 めん匠)を用い、粉重量の10%、20%、30%および40%を雑穀で代替した。用いた雑穀はホワイトソルガム、キヌア、もちあわおよびうるちあわである。粉重量の45%の冷水に同3%の塩化ナトリウムを溶解して加え、一定の方法で混捏後、室温で1時間ねかした。その後インペリアル製麺機で厚さ2.2mmに圧延し、幅4.0mmに切断して14分間茹でたものを試料とした。破断特性の測定にはレオメーターRE33005(山電)を用い、破断特性値として破断歪率、破断応力および破断エネルギーを求めた。
【結果】雑穀で代替したうどんは、いずれも破断応力と破断エネルギーは低下する傾向がみられた。ことに30%以上のもちあわ代替ではコントロールに比し、有意に破断応力と破断エネルギーが低下した。また、ホワイトソルガムは破断応力および破断エネルギーについて、10%と40%代替間では有意差が認められた。コントロールに比すと、30%以上の代替で破断応力と破断エネルギーについて有意に低下がみられた。うるちあわは10%と20%代替で、破断応力と破断エネルギーの平均値が最もコントロールに近い値であったが、30%以上の代替では有意に低下がみられた。しかし、キヌアは代替量の増加による破断応力と破断エネルギーの低下が少ない傾向にあり、代替量の変化による物性値の有意差は認められなかった。
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© 2009日本調理科学会
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