日本調理科学会大会研究発表要旨集
2021年度大会(一社)日本調理科学会
セッションID: P-18
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ポスター発表
加熱調理法の違いが食用カンナデンプンのレジスタントスターチに及ぼす影響
*恋田 彩加, 三宅 香穂, 高阪 理名, 渡邉 章子, 香西 はな, 田中 守
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抄録

【目的】我々は、調理による食用カンナデンプン(カンナ)のレジスタントスターチ(RS)量の変化について検討している。これまでに、RS量の変化には、保存よりも加熱温度による影響が大きいことが示唆された。そのため、本研究では水添加と様々な加熱調理法が食用カンナデンプンのRS量に及ぼす影響を検討し、他の植物性食品のデンプンと比較した。

【方法】カンナは台湾産赤カンナの根茎部およびデンプンを用いた。また、比較として、ばれいしょデンプン(ばれいしょ)およびさつまいもデンプン(さつまいも)を用いた。調理法は(1)ロースト、(2)圧力調理、(3)茹で、(4)スチームコンベクションオーブン(スチコン)の蒸し、(5)スチコンの蒸し焼き、(6)スチコンの焼き、(7)揚げの7条件とした。(2)〜(7)の条件では、デンプンが直径2cmの球状にまとまるように水を加えて生地を形成し、デンプンを加熱調理した。その後、凍結乾燥したものを試料とし、試料中の可溶性デンプン、RS量および総デンプン量を測定した。

【結果・考察】カンナ根茎部乾燥重量あたりの総デンプン量は50.7±1.4%、RSは総デンプン中74.8±0.5%だった。RS量は、カンナの生デンプンに対して、全ての調理方法で低下した。デンプンの種類で比較すると、(1)はカンナよりばれいしょの方が、RS量は高い値を示した。(2)〜(7)はばれいしょよりカンナの方が、RS量は高い値を示した。なお、さつまいもは現在検討中である。RS量は調理方法、デンプンの種類により異なる結果となった。その理由として、試料中の水分量、加熱温度、デンプンの粒経が影響している可能性が考えられる。

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