東京大学大学院経済学研究科
2004 年 3 巻 7 号 p. 333-370
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本稿では、日本のオンライン証券業界の黎明期を対象に、企業間の差異が生まれていった経緯を、時系列的に記述していく。多くの企業が「新たな顧客が爆発的に増える」という「支配的な通念」にとらわれて激しい手数料引き下げ競争を行っていくなか、自らの信念を貫き、業界リーダーとしての地位を獲得する企業が現れるに至ったプロセスを、主として業界の有力6企業の動きを追うことによって探る。
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