赤門マネジメント・レビュー
Online ISSN : 1347-4448
Print ISSN : 1348-5504
ISSN-L : 1347-4448
査読つき研究ノート
M&A研究における文化変容アプローチの可能性
大川 洋史
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 8 巻 3 号 p. 93-112

詳細
抄録

文化変容(acculturation:アカルチュレーション)は日本の経営学においてはまだ馴染みの薄い用語であるが、欧米では1980年代から企業の合併・買収(M&A)に関連して文化変容の研究が行われている。本稿ではこの文化変容の視点からM&Aの成否を論じた欧米の研究者による代表的な研究成果をレビューし、その中でも特に重要なJ. W. Berry (1983, 1984) とA. Nahavandi and A. R. Malekzadeh (1988) の文化変容モデルの問題点を指摘する。

著者関連情報
© 2009 特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
次の記事
feedback
Top