健康科学大学紀要
Online ISSN : 2433-4634
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研究ノート
介護支援専門員更新研修3 ヶ月後自己評価から見た変化
楢木 博之
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2018 年 14 巻 p. 47-66

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抄録

 本論は、介護支援専門員更新研修3 ヶ月後自己評価を分析し、研修がその後の実践に活かされているか確認するとともに、効果を測ることをねらいとしている。A 県にお いて2015年度に実施した介護支援専門員更新研修B1・B2 受講者151名を対象に、「対 人個別援助技術(講義・演習)」の課目について3 ヶ月後自己評価を実施した。受講前 と3 ヶ月後の自己評価の数値を比較、その変化を明らかにした。また、自由記述の欄に 記載された文章についてテキストマイニングを行い出現頻度の多い単語を抽出、共起 ネットワークを活用し分析を行った。
 研修修了3 ヶ月後の自己評価の結果をまとめると、以下の3 点が考察された。①研修 内容と日々の実践を振り返る機会になっている。②研修が実践に変化を与えている。③ 研修内容と実践を比較して内省した評価に繋がっている。これらから3 ヶ月後自己評価 では介護支援専門員更新研修がその後の実践に対する自己評価に影響していることが明 らかになった。

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