抄録
野球選手を対象として,食事摂取基準の算定,食事調査,身体組成,エネルギー消費量の測定,個別の食事内容についての栄養指導を1年間(1回/月)行うことで身体コンディションに大きな影響を及ぼす食生活を改善することを目的とし,社員寮で生活している選手7名(平均年齢21.3±1.60才)の3日間の食事調査,身体計測,エネルギー消費量測定,生活状況アンケートを実施し身体計測日に栄養相談を行った。活動量を測定し,平均的練習日3日間の食事調査により栄養素摂取状況を調べ,t検定(Paired-t-test)により統計解析した。栄養教育前にはBMIは7名中3名が25を超えていたが,12ヵ月後は1名になった。また筋肉率は7名中5名の選手は増やすことができた。