放送研究と調査
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子どもと保護者はどのような意識でメディアとデジタル教材を選択しているのか
「子どものメディア・デジタル教材に関するウェブモニター調査」から③
子どものメディア・デジタル教材利用に関する調査研究プロジェクト宇治橋 祐之柳 憲一郎舟越 雅行木 麻衣
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2024 年 74 巻 7-8 号 p. 2-31

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抄録
スマートフォンの普及などメディアを取り巻く環境が大きく変わる中で,子どもたちがどのようなメディアやデジタル機器を日々利用し,家庭ではどのようにデジタル教材を使いこなして学習しているのか,全体像を把握する大規模調査を実施した。3回にわたる報告の第3回である。今回はこれまでの定量調査の結果を踏まえながら,定性調査として、子どもと保護者を対象に実施したオンラインデプスインタビューについて報告を行う。家庭内でのメディアやコンテンツの利用シーンについてみると,それぞれの時間帯に応じた特徴があり,子どもの成長度合いによっても変化がみられた。また,特に幼児を中心に,保護者など周囲の環境も子どものメディア利用に影響を与えている様子がうかがえた。 コンテンツやデバイス利用のきっかけについては,テレビ番組とインターネット動画とでは,最初に触れた状況が異なるとともに,小学生以上では子ども自身の関心の広がりに応じてメディア利用は複雑化するものの,一足飛びにスマートフォンの導入には向かわず,家庭にあるさまざまな機器を駆使して使い分けが試みられる様子がうかがえた。 メディア利用以外の習い事や部活動などについては小学校以上で増え,忙しい生活を送っていることと,インターネット動画利用のルールは,こうした子どもたちの生活の変化にあわせて変わっていく様子がみえてきた。 家庭学習におけるデジタル機器やデジタル学習教材の利用については,小学生,中学生では,学校配付のGIGAスクール端末の利用が中心だが,中学生くらいになると子ども専用の端末を購入し,アプリやYouTubeで学習に役立ちそうなものを探して利用する姿がみられた。その中でNHKの教育サービスは対象となる学校種では評価されていたが,利用の様子は本人の意欲や関心,家庭の状況によって異なっていた。
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© 2024 NHK放送文化研究所
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