環境情報科学論文集
Vol.31(第31回環境情報科学学術研究論文発表会)
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研究論文
呼倫湖自然保護区における地域住民と観光客の持つ観光に対する意識の違い
韓 国栄古谷 勝則
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p. 89-94

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抄録

呼倫湖自然保護区では2012 年頃から観光事業が推進されているが,観光は地域住民の生活に影響を与えている。本研究では,呼倫湖自然保護区を対象に,地域住民と観光客の観光への意識の違いを明らかにすることを目的とした。2014 8 月にインタビュー調査を実施した。次に, 2014 年8月末から10 月中旬にかけて,観光客(n = 465)と地域住民(n = 1,647)にアンケート調査を実施した。自然環境,地域文化に対する評価は,地域住民,観光客両者共に評価が高く,娯楽施設,宿泊施設,施設整備等観光地の整備に対する期待は観光客の方が高かった。また,両者の意識に、呼倫湖自然保護区の自然環境への評価と自然保護の意識を捉えることができた。

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