抄録
高炉スラグを70%以上含有する、高炉スラグ-無水セッコウ-OPC系のセメントについて、無水セッコウとOPCの添加量を変化させ、水和熱測定、反応率測定、XRD測定、SEM観察を用いて、水和反応について検討を加えた。その結果本研究で用いた系のセメントでは水和熱と反応量に高い相関があるということ、OPC添加率が2~7%の中間値では緻密な反応層が形成され反応を阻害することを明らかにした。またこの系のセメントの利用可能な組成は、高炉スラグと無水セッコウの割合を95:5~90:10としOPCを内割りで15%程度添加したものが実用的であることを明らかにした。