セメント産業における低CO2化と廃棄物利用の両立を考慮し、OPCの少量混合成分量と間隙相量を増大した際の影響を検討するため、3種の基材セメントに10%の混合材を内割混合して反応性を比較した。現行OPC組成の基材に対し、C3Sが多い基材ではBFS混合による発熱量の減少が大きい。FA混合による発熱量の減少は基材組成に依存しない。C3SとC3Aが多い基材ではLSP混合による発熱量の減少は水和時間に殆ど依存せず、水和が進むと減少が大きくなる他の基材とは異なる。また、基材組成に拘らず、複数の混合材を混合した際の発熱量は1種類の混合材を混合した際の発熱量から線形結合で求めた値と等しく、複雑な混合比率の系に対する発熱量の予測が可能と考えられる。