マルチ回転翼型無人航空機 (ドローン) が空撮した茶園の画像データを用いて,チャ炭疽病の病葉数密度の推定を試みた。空撮にはデジタルカメラを搭載したDJI社製ファントム4を使用し,市販の写真編集ソフトウェア (Adobe Photoshop element13) を用いて画像データを解析した。画像から抽出された三原色 (R,G,B) と輝度 (Y) のデジタル値,および正規化処理した三原色 (NR,NG,NB) の各平均値を組み合わせた25種類の演算式と,圃場における病葉密度との間の相関を直線回帰分析した。その結果,G-R, (R+G)/Gなど8種類の演算式による計算値と病葉密度との間に|r|>0.75以上の有意な高い相関関係が認められた。さらに,これら8種の演算による推定式の適合性を別データを用いて検証した。これらの結果から,ドローンによる空撮画像データを用いてチャ炭疽病の病葉数の推定が可能であることが示唆された。