日本畜産学会報
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一般論文
妊娠末期ヤギの妊娠子宮への養分供給量に及ぼす胎子数, 栄養摂取量およびホルモン濃度の影響
西田 武弘樋口 浩二上田 宏一郎栗原 光規Agung PURNOMOADI柴田 正貴寺田 文典
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2002 年 73 巻 2 号 p. 265-271

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抄録
低栄養条件下におけるヤギの胎子数が母体の血漿ホルモン濃度, 子宮動脈血流量および妊娠子宮への正味養分取込量に及ぼす影響について検討した. ザーネン種妊娠ヤギ10頭 (平均体重43.1±14.6kg) を用いて, 妊娠105日目に全身麻酔下で超音波血流計プローブを子宮動脈に装着し, カテーテルを子宮静脈および頸動脈へ挿入した. 単胎ヤギ (n=4) は平均で妊娠119.0日目, 双胎ヤギ (n=4) は妊娠113.5日目および多胎ヤギ (胎子数3, n=2) は妊娠121.5日目において, 3時間ごとに血液を採取し, 同時に子宮動脈血流量も測定した. その結果, 多胎妊娠ヤギでは, エネルギー出納が大きく負となり, 血漿グルカゴン濃度の上昇および妊娠子宮へのグルコース取込量の増加が観察された.
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© 2002 公益社団法人 日本畜産学会
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