日本畜産学会報
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一般論文(原著)
ホルスタイン種における遺伝評価値と信頼度の違いを考慮した後代検定一次選抜法
萩谷 功一山崎 武志武田 尚人鈴木 三義
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2015 年 86 巻 1 号 p. 29-36

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抄録
ホルスタイン種雄牛の後代検定に参加する候補種雄牛決定のための事前選抜(後代検定一次選抜)のため,推定育種価の信頼度を考慮した選抜方法を提案した.データは,2011年8月に発表された全種雄牛の乳量,乳脂量,乳タンパク質量,体細胞スコアおよび体型形質の遺伝評価値,2010年2月から2014年8月の間に供用された種雄牛の遺伝評価値,2008年2月から2010年8月に発表された総合指数上位1000頭の雌牛の遺伝評価値,2010年の後代検定候補種雄牛の血縁情報である.総合指数に含まれた形質間の遺伝相関係数は,1643頭の国内種雄牛の遺伝評価値を使用して推定した.2010年に後代検定に参加した44頭の候補種雄牛について,将来,総合指数上位40位に含まれる確率(P40)を予測した.信頼度が大きく異なる遺伝評価値(両親の平均育種価とゲノミック評価値)が混在する場合,本研究で提案した後代検定一次選抜法は有効である.
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© 2015 公益社団法人 日本畜産学会
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