日本畜産学会報
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一般論文(原著)
肥育中期から後期の飼料の定量給与が黒毛和種去勢肥育牛の飼料摂取量,発育,枝肉成績および暑熱期の飼料消化性に及ぼす影響
前田 友香西村 慶子寺田 文典櫛引 史郎
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2018 年 89 巻 2 号 p. 171-179

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抄録

飼料の定量給与が肥育牛の飼料摂取量,発育および飼料消化性に及ぼす影響について検討した.供試牛は14ヵ月齢の黒毛和種去勢牛8頭とし,28ヵ月齢までの14ヵ月間を試験期間とした.処理区は,飼料給与量を日本飼養標準・肉用牛における日増体量0.75kgに必要な可消化養分総量要求量の110%量で定量給与する(定量)区および飽食給与する(飽食)区を設定し,各区に4頭配置した.肥育ステージの区分は,22ヵ月齢までを中期,その後28ヵ月齢までを後期とした.代謝体重当たりの飼料摂取量は,肥育中期は定量区が飽食区より有意に少なかったが,後期では逆に定量区が高まる傾向(P<0.10)を示した.定量区の飼料効率は,肥育中期(P<0.05)および後期(P<0.10)ともに飽食区を上回った.肥育後期の消化試験では,定量給与により暑熱期のCP消化率を改善し,蓄積窒素割合低下を防ぐことが明らかとなった.

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