日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第14回大会
セッションID: P2-25
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ポスターセッション2
情動喚起刺激に対する評定による符号化の効果I
喚起された覚醒度と自己関連付け処理との比較
*藤田 哲也加藤 みずき
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抄録
本研究では,藤田・加藤(2015,認知心)と同様に,情動喚起刺激が元々持っている属性としての感情価・覚醒度だけでなく,感情価や覚醒度の評定行動自体が符号化としての効果を持つか否かをさらに検討した。藤田・加藤(2015)と同じく情動喚起刺激によって参加者が喚起された覚醒度と,その刺激に対する自己関連の程度の評定を求め,比較した。その結果,二つの処理の間には,自由再生成績における違いは見られなかった。すなわち,喚起覚醒度評定は,自己関連づけ処理と同等の符号化の効果を持つことが明らかになった。
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© 2016 日本認知心理学会
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