日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第14回大会
セッションID: P2-26
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ポスターセッション2
情動喚起刺激に対する評定による符号化の効果II
喚起された覚醒度と物理的処理との比較
*加藤 みずき藤田 哲也
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キーワード: 覚醒度, 処理水準, IAPS
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抄録
本研究では,藤田・加藤(2016,認知心; 前件発表)で得られた結果が,相対的に有効な符号化の効果を示していることを確認するために情動喚起刺激によって参加者が喚起された覚醒度と,その刺激の物理的特徴として明るさ(brightness)の評定を求め,比較した。その結果,喚起覚醒度評定の方が自由再生成績が高くなった。二つの実験を通じて,喚起覚醒度評定には,自己関連づけ処理と同等かつ物理的処理よりも優れた符号化の効果を持つことが明らかになった。
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© 2016 日本認知心理学会
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