マメ科作物におけるニコチアナミンの乾燥重量および湿重量当たりの含量を調査した。さらに各品目について一般的なゆで調理による含量への影響を調査した。各品目のニコチアナミン含量は,湿重量 100 g当たりではダイズが特に高含有で,次いでアズキおよびアピオスの含量が高いことが示された。ラッカセイおよびヒカマにはほとんど含まれていなかった。調理によるニコチアナミンの減少率は,ダイズは水浸漬20時間およびゆで調理15分により11.8%~18.3%減少した。ゆで調理30分間以降はさらに減少した。アズキも同様の傾向を示した。エダマメおよびサヤインゲンはゆで時間による差は認められず,概ね40%程度の減少であった。アピオスもゆで調理により40%減少した。しかしながら,アピオスはゆで調理後においても4個程度でニコチアナミン 1 mgを摂取できることからニコチアナミン摂取源として実用的と思われた。