2024 年 36 巻 2 号 p. 131-139
【目的】Joint index vector(JIV)による関節リウマチ(RA)の活動性分類を,当院におけるRA症例のモニタリングデータを用いて作製し,その妥当性の検証を行った.
【方法】RA患者のbaselineにおけるClinical Disease Activity Index(CDAI)の疾患活動性基準とHealth Assessment Questionnaire Disability Index(HAQ-DI)の寛解基準に照らし,Receiver Operating Characteristic analysis(ROC)により算出したVxyのcut-off index(COI)を求め,これをthresholdとした.CDAIとの間に有意の線形相関がない場合はその範囲におけるHAQ-DIも含めVzの相関に沿ってROCを行い,得られたCOIにより活動性を分類した.この分類方法を用いて各活動性間のCDAI,HAQ-DI等の指標に対する比較を行った.
【結果】617名が対象となった.Vxy<0.1を寛解(REM),0.45>Vxy≥0.1かつ0.125≥Vzを低活動性(LJA),1.0>Vxy≥0.45もしくは0.45>Vxy≥0.1かつ0.125>Vzを中活動性(MJA),Vxy≥1.0を高活動性(HJA)とした.CDAIとの一致率はREM74.1%,LJAで66.7%,MJAで49.3%,HJAで77.0%であった.
【結論】JIVを疾患活動性分類することで治療目標の設定をJIVで行える事が示唆された.