2026 年 38 巻 2 号 p. 114-118
関節リウマチ(以下RAと略する)による足の変形は,巻き爪や肥厚爪等の爪の変形や胼胝形成を引き起こし,痛みを伴うことで,歩行時だけでなく日常生活への支障となる場合が多い.また関節可動域制限や視力・握力の低下により,自身でのケアが困難となる場合もあり,RA患者のフットケア支援の重要性は認識されつつある.患者の高齢化,治療の選択肢が多岐にわたるようになってきたこと等RA患者を取り巻く状況が変遷する中で,RA患者へのチーム医療において,看護師は様々な役割を担っていると考えるが,フットケアという看護ケアの場面を通して果たしている役割について再考した.日々の実践を振り返りその中で明確になったのは,「セルフケアを充足する」,「療養生活の語りを聴き,必要な支援を見出す」,「多職種との連携と調整」であり,足だけではなく患者の療養生活全般を支援することが重要であると再認識した.今後もRAとともに生活する患者・家族の支援を,フットケアを通して継続して実践していきたいと考える.