Drug Delivery System
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特集 “核酸・遺伝子医薬およびそのDDS開発研究の課題”  編集:西川元也
リピッドバブルと超音波によるセラノスティクスと遺伝子・核酸デリバリー
髙橋 葉子丸山 一雄根岸 洋一
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2019 年 34 巻 2 号 p. 116-123

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抄録

遺伝子・核酸医薬が臨床応用されるうえで、標的組織および標的細胞へのデリバリー技術の開発は重要課題である。近年、物理エネルギーのなかでも超音波を利用したデリバリーシステムはその安全性の高さから注目されており、ナノバブルやマイクロバブルを併用することで、造影効果のみならず薬物・遺伝子・核酸デリバリー効果の増強の可能性が示されている。筆者らは、超音波造影ガスを封入したリピッドバブルを開発し、種々の疾患モデルマウスを用いて遺伝子・核酸デリバリーツールとしての有用性を評価してきた。本稿では、超音波による診断と治療を融合したシステム(セラノスティクス)構築に向けた現状について概説するとともに、筆者らが開発したリピッドバブルによる遺伝子・核酸デリバリー効果とその治療への応用を紹介する。

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© 2019 日本DDS学会
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