抄録
2019年におけるeスポーツの世界市場規模は約9.58億ドルとなったが、それと比して日本のスポーツ市場規模は約61.2億円と低く、海外市場から後れをとっている。日本のスポーツが、 動画共有プラットフォームでの視聴を軸とする「Media Entertainment」へと発展していく上での示唆とするため、日本のスポーツの現状を視聴の面から分析した。結論としては、若年層において格闘ゲームの視聴が低い一方、海外製FPS・TPSがよく視聴されており、海外との人気タイトルのズレという意味ではその差が縮み、海外と同様の流行eスポーツタイトルを受け入れる土壌が若年層を中心に広がって来ている。