2015 年 25 巻 p. 37-42
佐賀大学理工学部では,平成25年度入試より後期日程を見直し,法人化以降過去最高の志願者数となった。センター試験のみの合否判定をやめ,個別学力検査を課したことが最大の理由である。一般的には,受験生の負担になる入試制度は,志願者から敬遠されると考えられがちだが,高校の進路指導現場の事情や受験生の潜在的なニーズを把握し,それを入試制度へ反映することの重要性が示された事例である。本稿では,従来の制度の課題点と制度見直しまでの具体的な調査・分析および新制度実施後の検証結果等を報告する。