日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
内視鏡的経鼻胆管ドレナージチューブにより十二指腸穿孔を来たした1例
笹島 順平柳川 伸幸山崎 まどか板橋 健太郎嘉島 伸富永 素矢後藤 充岡本 美穂斎藤 義徳折居 裕
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2011 年 53 巻 11 号 p. 3536-3541

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抄録
症例は72歳女性.胆石,総胆管結石にて入院.内視鏡的乳頭切除術を行い,排石後に内視鏡的経鼻胆管ドレナージチューブ(ENBD)を留置した.その後チューブが逸脱,傍乳頭憩室に刺入し,後腹膜穿孔を来たした.絶飲食と抗生剤投与で手術せずに保存的に改善しえた.ENBDは黄疸例,結石破砕例等に対し有用な治療手技であるが,その合併症の報告はほとんどない.本症例はきわめてまれな合併症と思われたため,報告した.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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