抄録
症例は77歳,男性.健診の便潜血検査で陽性となり,初回の下部消化管内視鏡検査を施行したところ,上行結腸に35mm大の粘膜下腫瘍の形態を呈する隆起性病変を認めた.生検病理組織では小型リンパ腫細胞の密な浸潤を認め,免疫組織染色にて濾胞性リンパ腫と診断した.リンパ節病変が横隔膜を越えて認められ,病期はLugano分類IV期であった.治療はrituximab併用CHOP(cyclophosphamide,doxorubicin,vincristine,prednisone)療法を6コース行い,一時は寛解したものの,腸間膜病変の増悪を認め,bendamustine療法を行った.