日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
リンパ球浸潤を伴う早期胃内分泌細胞癌の1例
畔元 信明二宮 朋之中原 弘雅山子 泰加須賀 義文平岡 淳宮田 英樹道堯 浩二郎二宮 恵子木藤 克己
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2015 年 57 巻 4 号 p. 1170-1176

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抄録
症例は66歳男性.上部消化管内視鏡検査による生検にて中分化型腺癌と診断されたため,当科紹介となった.当院での検査では粘膜下層深層以深への浸潤と考え,当院外科にて腹腔鏡下幽門側胃切除術を行った.術後の病理結果は間質に著明なリンパ球浸潤を伴う早期胃内分泌細胞癌であった.前医での生検組織では,粘膜内に内分泌細胞癌の胞巣とごく少量の管状腺癌がみられた.本症例はリンパ球浸潤を伴った胃内分泌細胞癌であり過去の報告はなく,腺癌から内分泌細胞癌に脱分化される過渡期を捉えた貴重な症例と考えられる.術前診断のためには,内視鏡検査時に鑑別診断として神経内分泌癌を念頭におくことが重要である.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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