内視鏡治療４年２カ月後に多発リンパ節転移再発を来たした10mm未分化型早期胃癌の１例

冨永 直之; 山﨑 智子; 松浦 聡子; 行元 崇浩; 山本 甲二; 中山 敦史; 森 大輔; 緒方 伸一

doi:10.11280/gee.59.2403

症例

内視鏡治療４年２カ月後に多発リンパ節転移再発を来たした10mm未分化型早期胃癌の１例

冨永直之 , 山﨑智子, 松浦聡子, 行元崇浩, 山本甲二, 中山敦史, 森大輔, 緒方伸一

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キーワード: 未分化型早期胃癌, 内視鏡的胃粘膜下層剥離術, リンパ節転移

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2017 年 59 巻 9 号 p. 2403-2409

DOI https://doi.org/10.11280/gee.59.2403

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抄録

症例は66歳女性．胃角小彎に10mm大の未分化型早期胃癌があり，内視鏡治療を行った．粘膜内に限局して印環細胞癌が認められ，脈管侵襲なく治癒切除となったが，治療４年２カ月後に多発リンパ節転移にて再発した．未分化型早期胃癌適応拡大病変とされた病変から，長期的に再発した症例に関する報告が散見されており，多施設共同前向き試験の結果が出るまでは，慎重に対応する必要がある．

責任著者(Corresponding author)

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