日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
治療抵抗性水疱性類天疱瘡患者の早期胃癌ESD後にステロイド減量が可能となった1例
荒木 康光 吉村 徹郎浅利 享菊池 公二川口 章吾和田 豊人楠美 智巳福田 眞作
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2018 年 60 巻 1 号 p. 21-26

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抄録

症例は88歳女性.当院皮膚科で水疱性類天疱瘡に対しプレドニゾロン(以下PSLとする)投与中であった.PSL減量中に皮膚症状が悪化したため,内臓腫瘍の合併が疑われ当科へ紹介となった.消化管精査を行ったところ,胃前庭部小彎前壁よりに隆起性病変を認めた.生検による病理組織の結果は腺腫であったが,内視鏡所見にて早期胃癌が強く疑われたためESDを施行した.病理組織の結果は,治癒切除であった.ESD後,水疱の新生はみられずPSLは順調に減量されており,ESDによる早期胃癌の治療が有効であったと考えられる.

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© 2018 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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