日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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原著
内視鏡的胃瘻造設術施行時における一本穿刺式固定具の基礎的および臨床的検討
堀江 秀樹 小西 英幸土肥 統岡山 哲也吉田 直久鎌田 和浩内山 和彦半田 修石川 剛内藤 裕二伊藤 義人岡野 均
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2018 年 60 巻 1 号 p. 14-20

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抄録

【目的】胃壁固定において,様々な一本穿刺式固定が市販化されているが,これらをIntroducer法で使用した際の緩み,耐久性,安全性などは検討されていない.今回,その特性について二本穿刺式固定と比較し検討した.【方法】各種一本穿刺式固定(イージータイ,スマートアンカー,ガストロペクシー,ツーショットアンカー)について,検討1では金属板/棒に固定し,牽引後の緩みを測定,検討2ではブタ胃壁モデルを使用し,耐久性や胃壁損傷について,検討3-4ではイージータイを臨床的に用い,手技時間や安全性について評価した.【結果】(検討1)両群共に2-4%の緩みがみられたが,24時間以降の緩みはなかった.(検討2)一本穿刺式固定群の耐久性は,それぞれ24.9,15.7,17.4,21.0(N)で,二本穿刺式固定は23.4(N)であり,いずれも臨床的には十分な耐久性であった.(検討3,4)一本穿刺式固定の手技時間は短く,Introducer法でのPEGでも偶発症は認めなかった.【結論】一本穿刺式固定は,安全にIntroducer法でのPEGが可能である.

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© 2018 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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