2019 年 61 巻 11 号 p. 2478-2482
症例は52歳,女性.検診で便潜血陽性を指摘され,精査目的に当科に紹介となった.下部消化管内視鏡検査で上行結腸に白色光遠景観察で3mm大の白色隆起病変を認め,NBI近景拡大観察を行ったところ,腺開口部は開大し表面平滑で立ち上がりが滑らかなポリープとして観察された.特殊な粘膜下腫瘍を疑い生検を施行した.病理学的にHE染色で粘膜下層に変性した膜様の構造物を認め,Masson trichrome染色で血管周囲に集簇する弾性線維の増生を認めたことから弾性線維腫様ポリープと診断した.大腸弾性線維腫様ポリープは比較的稀で注意すべき疾患として報告する.