日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
経験
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期における消化器内視鏡診療の現状~大阪府北部基幹病院の取り組み
山本 政司 西田 勉山岡 祥大杉 直人杉本 彩中松 大向井 香織松本 健吾福井 浩司稲田 正己
著者情報
ジャーナル フリー HTML

2020 年 62 巻 10 号 p. 2285-2292

詳細
抄録

2019年12月に中国で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,世界中に拡大し,医療従事者にも多くの感染者を出している.2020年3月の日本消化器内視鏡学会の提言に従い,当院では緊急性の低い内視鏡は延期し,内視鏡室受付にビニールシートを設置,内視鏡前に患者のリスク評価を行い,内視鏡施行医に個人防護具着用の徹底を図るなど,感染予防に努めてきた.個人防護具が全国的に不足する中,当院では,120Lのポリ袋から長袖ガウンを自主作成(Toyonaka Poly Gown)する工夫を行ってきている.今回は2020年4月末までの当施設におけるCOVID-19感染予防の現況と取り組みにつき報告する.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top