日本消化器内視鏡学会雑誌
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手技の解説
肝門部領域胆管がんの進展度診断における注意点
佐藤 高光 岩崎 暁人窪田 賢輔
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2020 年 62 巻 5 号 p. 579-592

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抄録

肝門部領域胆管癌の治療には,外科的な肝切除を必要とすることから,術前に正確な進展度診断を行うことが求められる.検査を行う前に知識として,肉眼分類,浸潤形式,TNM分類による病期診断,Bismuth分類による胆管の浸潤範囲を理解し,それに応じた切除範囲を考える力が必要である.内視鏡診断は侵襲性が高いため,事前に放射線画像を用いて外科と予定術式を議論し施行することが望ましい.胆管癌における内視鏡検査には,EUS,ERCPおよび関連手技,胆道鏡が挙げられる.腫瘍がどこまで進展しているかを,様々な検査を組み合わせることで,可能な限り正確に診断することを心掛ける.そのためには,それぞれの検査の手技だけではなく,期待される役割も把握した上で検査を行いたい.EUSは肝外胆管の進展度診断に有用であるが,術者依存の検査である.直接胆道造影の評価は必須であり,IDUSやMapping生検を加えることで,進展度の情報を増やすことが可能である.胆道鏡の設備がある場合は,直接胆管上皮の肉眼診断を行うこともできる.

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© 2020 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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