2024 年 66 巻 1 号 p. 69-77
従来,良性胆管空腸吻合部狭窄は経皮経肝胆道ドレナージや外科的再吻合で治療されてきた.近年のバルーン内視鏡および超音波内視鏡の登場により吻合部への内視鏡的アプローチが可能となり,バルーン拡張やステント留置による治療が行われるようになってきている.さらに,治療成績の向上を目指してFully-covered self-expandable metal stentの短期留置による治療も一部の施設から報告されている.本稿では良性胆管空腸吻合部狭窄に対する内視鏡治療について,既報のデータを参照しつつ実際の手技を紹介して解説する.