2025 年 67 巻 8 号 p. 1367-1374
胆管ステント長期留置の偶発症であるstent-stone complex(SSC)は,ステントを核として形成される結石を指す.SSCを形成すると胆管内での嵌頓や結石とステントとの固着により治療困難となることがあり注意を要する.今回われわれはプラスチックステント(plastic stent:PS)を核としたSSCの2例を経験した.SSCは胆管結石残存例で形成されやすい傾向があることから,胆管結石例では可能な限りPS長期留置を避け,根治的治療もしくはPS定期交換を選択すべきである.